内容紹介

「リーダーシップと多様性(ダイバーシティー)を育む こんな学校を待っていた」
   --北城恪太郎 日本IBM相談役

「よりよい社会づくりを目指せる リーダーの登場を期待する」
   --立石文雄 オムロン会長


 軽井沢に日本とアジアをはじめとする世界各地の子供が寄宿する全寮制の高校を作る--。日本初となる試みの実現に向けて、2010年から日々、奔走してきた女性がいる。学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢代表理事の小林りんだ。
 「少数の強いリーダーが全体を引っ張っていくような米国型のリーダーシップのモデル以外にも、日本らしさやアジアらしさを生かした多様なリーダーシップのモデルがもっと意識されてもいいと思うのです」(小林)。そのために、ダイバーシティーの環境に身を置いて、リーダーシップを養う教育の場を用意したい。
 そんな思いから始まったプロジェクト。しかし、そもそもどうやって学校を作るのか。ここから始まったゼロからの取り組みが、2014年8月に結実した。本書では、約4年にわたる小林と仲間たちの軌跡をたどる。