内容紹介
19世紀システムの崩壊を描く。今日、アメリカを中心とした世界システムが揺らぐ中、危機回避を模索するときに大いに参考になる。伝統社会では、社会に埋め込まれていた生産・交換という経済活動が産業革命を契機に社会から分離すると、労働者の貧困化や環境破壊などの社会の不安定化をもたらす。加えて、政治の領域では普通選挙の普及で民衆が数の力によって政治を動かすようになる。その結果、金本位制が揺らぐと、世界恐慌、ファシズムの台頭、第二次世界大戦へと一気に「大洪水」を招く。【目次】
第2部 市場経済の興亡(承前)2社会の自己防衛 第11章人間、自然、生産組織 第12章自由主義の信条の誕生 第13章自由主義の信条の誕生(続編)階級利害と社会変化 第14章市場と人間 第15章市場と自然 第16章市場と生産組織 第17章損なわれた自己調整 第18章分裂を招いた歪み 第3部変貌のただ中で 第19章民衆政府と市場経済 第20章社会変化の歯車に嚙み合った歴史 第21章複雑な社会の中の自由 参考文献について 訳者あとがき
