内容紹介

米国政府や先端技術企業が活用するSBIの技術マネジメントレポート
「未来技術展望」シリーズ【英語版】 10タイトル同時発刊


「未来技術展望」シリーズ(英語版)は、米スタンフォード研究所をスピンオフした戦略ファームSBIの技術マネジメントレポートです。SBIが米国政府、金融大手、先端技術企業に提供しているレポートのうち、10タイトルを日本限定で発行します。本レポートは、(1)技術体系の全体像 (2)事業化に影響を及ぼす外的要因 (3)不確実性の考察と観察すべき領域 (4)市場の発展可能性 (5)製品・サービスの展開 の5つのセクションを通じて、技術商用化の過程にある不確実性と可能性を分析・考察することで、戦略オプション立案の手助けをします。

有機エレクトロニクス Organic Electronics
この分野では、金属ではなく、有機物として導電性能や半導体性能、電界発光(EL)などの電気的な特徴を示す有機電子材料を取り扱う。有機電子材料の利用拡大により期待されるのは、ディスプレイ、太陽電池、照明デバイス、RFIDタグなどの生産コストの大幅低減であり、その成形性、柔軟性を生かした製品デザインの自由度の向上である。また、一般ごみとしての廃棄が可能な使い捨て電子機器など、既存の電子機器では考えられない、全く新しい概念のアプリケーションが登場する可能性がある。OLEDやキャパシタ、面発光光源、静電制御コーティング用材料として既に実用化されており、今後も次世代の太陽電池や光源、テレビやRFIDとしての展開が期待され、同材料に注目している企業は多い。基本性能の向上に加えて、耐久性や信頼性の課題が克服できれば、一気に有機エレクトロニクスの市場が開花する可能性は高い。本分野では、当該技術の開発現状を踏まえ、アプリケーション展開の行方、それに伴う事業機会の可能性などについて分析を行う。