内容紹介

BREXIT(ブレグジット、英国のEU離脱)という国民投票結果は、世界中の人々を驚愕させました。

本書では、英フィナンシャル・タイムズの著名コラムニストのほか、世界的に著名な知識人や各分野の専門家の寄稿はじめ、企業経営者のインタビューや各地の現地リポートなどによって、英離脱で明らかになった新たな経済や政治のリスクについて分析します。
世界的な低成長と広がる格差、台頭するポピュリスト、そして、為政者に怒りと不満をぶつける労働者たち--。これらがグローバル資本主義に突きつける課題について解き明かす一冊です。

≪主な内容≫
■巻頭インタビュー イアン・ブレマー氏(国際政治学者)
■Chapter1 寄稿 世界の知の巨人が読む 英離脱後の世界
 ジョセフ・スティグリッツ (米コロンビア大学教授)
 ローレンス・サマーズ (米元財務長官)
 マーティン・ウルフ (英FT チーフ・エコノミクス・コメンテーター)
 ほか全7人
■Chapter2 リポート 日本も直撃「失われる」10年
■Chapter3 寄稿 5つの論点で考える 来るべき新たなリスク
 ドイツ:強まるEU内の遠心力 ポピュリストを止められるか 熊谷 徹(独在住ジャーナリスト)
 金融:日本にも波及しかねない「既知の未知」リスク 倉都康行(国際金融評論家)
 政治:なぜ英国の有権者は「損」な選択を行ったのか 加藤創太(東京財団上席研究員)
 ほか全5人
■Chapter4 リポート 世界を覆う「低成長」の雲
 激震 パナマ文書
 ほか