内容紹介

2035年、10兆円市場になるロボットの進化を事業機会にする

グーグルがロボット関連企業8社を買収したことは記憶に新しい。また、ソフトバンクやトヨタ自動車、ソニーといった企業もロボット技術への投資やロボット人材を増強させています。歴史の長いロボット産業の中で、異分野からの投資がここにきて急拡大している背景には人工知能やIoTを始めとした新技術と融合しながら“未来ロボティクス”としてまったくあたらしい姿を現し始めていることにあります。米国では豊富な資金を元に開発された軍事用ロボットがさまざまな分野へ転用されだしています。また、ビジネスの世界でもユニークな動きが見られます。昨今、ロボットを製造するメーカーは情報化とサービス化によって、新しいビジネスを生み出していますが、逆に、新しいサービスを立案し、必要な情報(データ)を収集するために、これまでにないタイプのロボット(データボット)を開発する企業が現れました。
インターネットにつながりディープラーニングをする中でさらに新たな能力を獲得することが自明なロボットはわれわれにどのような影響を与えるのでしょうか。
『ロボットの未来2017-2026』では、大きな転換期を迎えるロボットやロボットにかかわる新しい技術がどのような未来を作り出すのか、グローバルなメガトレンドや社会課題の視点から俯瞰して長期予測を実施します。現在、重点的に投資されている技術や応用分野から見える既存産業へのインパクトや新たに生まれる市場、ビジネスモデルを予測することで見えてくる未来の姿を描いたレポートです。産業構造を一変させる威力を持ったロボットが既存事業に与える影響を認識するとともに事業戦略の立案にご活用ください。