内容紹介
ナショナル ジオグラフィックの写真家が、2年をかけて五大陸をまわり、物語のある美しい樹木を集めました。仏陀が悟りを開いたとされるインドの菩提樹から、ニュージーランドのマオリ族が魂の帰り道として大切にする愛の木、8万年も生きる地球上で最も重い木など、59本の歴史的かつ魂を揺り動かす木を、美しい写真と簡潔な文章で紹介します。
日本にゆかりのある木も、8本が選ばれています。
【内容紹介】
◆序文
「気になる木は何ですか?」バーリン・クリンケンボーグ
◆樹々の物語
荒野に生きる、最高齢の木「太古の木」
世界で最も重要な巡礼地の一つ「悟りの木、菩提樹」
万有引力の法則 発祥の木「ニュートンのリンゴの木」
万病を癒やす、慈悲深い存在「女神シータラーの木」
過酷な地で生き続ける、魂の帰り道「愛の木」
北欧神話の一場面を体現「ナナカマドの霊木」
古い信仰が今に続く「マグナカルタのイチイ」
“次の世界”に生命を吹き込む「永遠の榕樹」
奇妙な米国版願い事の木「靴の木」
歴史を乗り越えた、400年の芸術「ヒロシマの盆栽」
再生と力強さを象徴する「9.11を生き延びた木」
紳士たちの勇気と名誉を見つめる「決闘の樫」
涼しい木陰に村人が集う「話し合いの木」
金塊が埋められた木「ターナーの樫」
歴史の劇的な転換点「奴隷解放の樫」
8万年を生きる地球上で最も重い生命体「パンド」
一人の女性が感じた特別な絆「ルナ」 ...など59話
◆後書き「木のこと」
◆献辞/謝辞
◆索引