内容紹介

知っていましたか?
関税3%は法人税30%に相当


「もう、FTAを知らずに経営はできない!
グローバルビジネスの舵取りに必須の一冊」
三菱ケミカルホールディングス会長 経済同友会代表幹事
小林喜光氏 絶賛!!

「FTAを駆使して、企業に眠る
"関税鉱山"を掘り当てよ!」
元経済産業大臣 元TPP担当大臣 衆議院議員
甘利 明氏 推薦!!


経営者が通商ルールの変化に目をそむけ、思考停止すると、
ある日突然、経営環境は「冬の季節」へ突入する。
だが通商ルールの変化に備えていれば、
それを千載一遇のチャンスとして生かすこともできる。
会社を潰すのも、成長させるのも、FTAへの備え次第だ。(本書より)

あなたは、FTA(自由貿易協定)のこんな特徴を、知っていますか--。
✔ FTAの"使い漏れ"を解消するだけで、営業利益率が20%改善
✔ FTAを駆使すれば、外国でのM&A機会が増える
✔ 各国GDPの10~15%を占める「政府調達」がビジネスチャンスに
✔ 正しく活用できなければ、追徴課税400億円超の例も

TPP11や、日本EU・EPA(経済連携協定)。
2019年には大規模FTA(自由貿易協定)が相次ぎ発効される見通しです。
けれど、果たしてこれらの動きが、日本の企業にどんな影響を与えるのか、
十分に理解している経営者やビジネスパーソンは少ないのではないでしょうか。
それはある意味、当然のことです。
これまで、FTAを巡るニュースといえば、交渉の「過程」を伝えるものばかり。
協定が発効された後、企業がどのようにそれを活用すればいいのかという情報は、
ほとんど語られることがありませんでした。
けれど、だからといって「FTAは何だかよく分からない」
と放り投げてしまうのはもったいない!
本書で指摘している通り、「関税3%は法人税30%に相当」します。
仮に、これまで輸出入でかかっていた関税がゼロになれば、それを活用するだけで、
昨日と同じビジネスを続けているだけでも、ザクザクと利益を生み出すことができるのです。
ほかにも、海外企業のM&Aがよりやりやすくなったり、各国GDPの10~15%を占める
「政府調達」に入札しやすくなったりするなど、FTAを活用することで、
ビジネスチャンスはぐんと広がります。
同時に、FTAのルールをきちんと守れていなければ、税関当局の指摘を受けてしまい、
サプライチェーンが止まるという甚大な被害を受けることもあるのです。
本書を読めば、あなたはもういてもたってもいられなくなるはずです。
日本初、企業が「稼ぐ」ためのFTA攻略本を、あなたの会社の経営にも役立ててください。

≪主な内容≫
はじめに 本当は怖いFTA残酷おとぎ話
第1章 導入編 まず理解すべき通商の基本
 1項 ウチの会社に「通商のプロ」はいる
 2項 FTAの"使い漏れ"解消で利益倍増!
 3項 本当は怖いFTA、大手取引先を失うことも
 4項 主なFTAの骨子を理解する
第2章 実践編 すぐ始める通商対応
 5項 6つのアプローチで通商ルールを使いこなせ
 6項 FTAの"使い漏れ"を解消して当期の利益アップ
 7項 FTAが抱える恐怖、コンプライアンスリスク
 8項 製造業以外にも多様な恩恵をもたらすFTA
 9項 地域統括本部は管理部門から投資部門へ
 10項 世界で広がる「保護主義」への対抗
第3章 戦略編 激動の通商環境を生き抜く
 11項 100年に1度の通商激動期がやってきた
 12項 「所有」から「利用」する経営へ
 13項 もっとルールづくりに参加しよう