内容紹介

軍隊、病院、消防
絶対失敗できない極限状態で働くプロが実践
米国最先端の仕事術が、ついに上陸!


頑張っているのに、なぜか"成功できない"、
努力しているのにいつも"失敗する"。
常に失敗を繰り返すような「成功できな人たち」が、
あなたの周りにもいるのではないでしょうか。
小さな失敗を含めれば、まさに、私たちの誰もがそうなのかもしれなません。

なぜ、人間は失敗を繰り返すのか。
それは何も、あなたが悪いからではありません。
あえて言うなら、「人間だから」と言うことになります。
人間には、生来持つ「バイアスの罠」があります。
それにはまってしまうと、どうしても失敗から抜け出せなくなります。

次のような「七つのバイアスの罠」に、心当たりはありませんか。

(1)「現在バイアス」の罠    :ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
(2)「オプション選好性」の罠  :どっちがいいか決められない
(3)「非合理的な信念」の罠   :勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
(4)「コンコルド効果」の罠   :もはや、引くに引けない
(5)「自己中心性バイアス」の罠 :俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
(6)「完璧主義」の罠      :すべてがそろわないと動けない
(7)「計画の錯誤」の罠     :必ず想定外のことが起こる

本書では、ビジネスパーソンが陥りやすい「七つのバイアスの罠」を克服し、
あなたの仕事や、あなたがかかわるプロジェクトを、絶対に成功に導くための仕事術をお教えします。

本書で紹介する「プレモータム・シンキング」は、
米国のビジネスシーンで現在、急速に広がっている新しいメソッドです。

本来「プレモータム」とは、医学界の用語です。
「ポストモータム」とは、患者の死亡「後」に死因を特定して
次の医療を改善させるためのもの。
その反対語の「プレモータム」は、患者を死に至らしめないために、
死亡する「前」に、対処策を検討する方法です。
これが転じて、米国では「プレモータム・シンキング」が、軍や病院、
消防などといった、一つの判断ミスが命取りになりかねない、
「絶対に失敗が許されない」現場で使われるようになりました。
そして、この「プレモータム・シンキング」を、「絶対に失敗が許されない」
事業やプロジェクトに応用する企業が増えていったのです。
事業やプロジェクトの「失敗」を事前にリアルにイメージして、
どうしてそうなるのか分析し、失敗の"芽"を確実に取り去る。
「先にしくじる」ことを想定することで、成功へと導くメソッドが、
「プレモータム・シンキング」なのです。

本書の前編では、人間が陥りやすい「七つのバイアスの罠」をテーマに、
「プレモータム・シンキング」の活用方法を丁寧に説明しています。
前編を読んで実践すれば、あなた自身が仕事で失敗することは、
この先、もうなくなるはずです。

本書の後編では、「プレモータム・シンキング」をチーム全体に活用して、
プロジェクトを動かす方法を紹介しています。
チームでどのように「プレモータム・シンキング」を取り入れていくのか。
実践時に必須となる2大ツール「プレモータム・イメージェリ・ツール」と
「プレモータム・ノードマップ・ツール」の使い方も、具体的な例を挙げて紹介しています。

≪本書の特別特典≫
「プレモータム・シンキング」を実践するための2大ツールを無料でプレゼント!