内容紹介

『100年に一度の変化』は、脅威ではなく好機

日本の自動車産業は何に注力すべきか、2030年に向けた
成功への道筋を明らかに


「日本の自動車産業の強み・弱みを正確に把握し、
欧米中の打ち手を理解し、この大きな変化に適応することができれば、
日本の自動車産業は新しい発展を遂げることができると確信している。」
(第5章本文より)

【主な内容】
【プロローグ】  100年に一度の変化にどう対応するか
 0-1 自動車業界の四つのトレンドとは
 0-2 世界で販売台数を伸ばす日本車
【第1章】  パワートレーンの電動化 製造・販売に変革を迫る
 1-1 ディーゼルエンジンへの逆風
 1-2 拡大するEV市場とエンジン車の電動化
 1-3 2025年のEV 年間販売台数は約600万台へ
 1-4 膨大なバッテリー投資が協業を促す
 1-5 高騰する材料価格
 1-6 EVパワートレーンの差別化
 1-7 EVがもたらす販売の変革
 1-8 中国はEV先進国
 1-9 中国完成車メーカーのEV開発力
 1-10 FCVの可能性は
【第2章】  自動運転 無人化のその先へ
 2-1 自動運転技術開発の始まり
 2-2 自動運転で何を目指すのか
 2-3 なぜIT企業が自動運転に興味を持つのか
 2-4 自動運転技術開発にはバーチャル開発が不可欠
 2-5 世界中でソフトウエア開発者が不足
 2-6 自動運転は社会に受け入れられるか
 2-7 完全自動運転実現後の自動車産業
【第3章】  シェアリング 世界で急拡大する「所有から利用へ」
 3-1 世界で拡大するシェアリングサービス
 3-2 なぜシェアリングサービスが普及しているのか
 3-3 乗用車販売へのインパクト
 3-4 シェアリングサービス競争のゆくえ
 3-5 どの事業者が有利なのか
 3-6 日本でのシェアリングサービス発展には何が必要か
 3-7 ドイツと中国のシェアリングサービス
【第4章】 コネクテッド化 新たなビジネス機会を生み出す
 4-1 「つながり」が新たなビジネスを生む
 4-2 インターネットとスマホに見る世界の変化
 4-3 コネクテッドカーとは何か
 4-4 つながる世界での戦い方
 4-5 つながる世界での販売店の戦い方
【第5章】  2030年の競争軸とは EV・自動運転の開発競争を超えて
 新しい競争軸(1)中国の活用
 新しい競争軸(2)サブスプリクション契約の活用
 新しい競争軸(3)シェアリングモビリティサービス専用車両
 新しい競争軸(4)協業の推進
 新しい競争軸(5)ソフトウエア技術者の獲得と活用