内容紹介
「GAFAの全盛期は過ぎた」次の時代に生き残る細分化(フラグメント化)戦略とは
本書は、「グローバル資本主義」の終焉と、
それに伴って存在感が増す「コミュニティー」の
時代の到来をテーマとしている。
GAFAに代表されるグローバルプラットフォーマーが
独占的地位を得る時代から、自律分散型の企業モデルが
息を吹き返す時代への"予言書"と言ってもよい。
それはすなわち、個別最適解を出せる日本企業、
とりわけ分散型テクノロジーに強い日本型技術企業が
世界の見本となる時代になると言える。
私たちは、コミュニティーを基盤とした自律分散型の社会の実現を
「フラグメント化する世界」と呼ばせていただく。
フラグメント化は「細分化」とか「断片化」といった日本語になる。
ネットワークの世界では、なじみのある用語である。
送信したい情報の量が多い場合に情報量を分割して送信する処理を
「パケットのフラグメンテーション」と呼ぶ。
実はポストグローバル資本主義社会も、
「フラグメント化」が大きなキーワードになると予測できる。
こうしたフラグメント化が、企業のグローバルビジネスを大きく変えることにつながる。
【主な内容】
プロローグ 2018年はGAFAの時代から日本企業の時代への移行元年
第1章 フラグメント化する世界を生み出す2つのドライバー
第2章 フラグメント化する世界とその移行プロセス
第3章 フラグメント化する世界の実像、第4の経済主体「コミュニティー」
第4章 自動車産業“百年に一度の変化”の本質とは
第5章 フラグメント化する世界における企業経営の6つのポイント
第6章 フラグメント化する世界で勝ち残る企業・産業
第7章 新たな世界で日本がリードしていくための指針
エピローグ あとがきにかえて