内容紹介

■ 人工知能、自動運転車、フィンテック、無人コンビニ etc.
■ 素人でも分かる「ビジネスを変える先端技術」解説の決定版!

「ソフトウェアが世界を飲み込む」
米の伝説的な投資家マーク・アンドリーセンが2011年に出したこの未来予測は、
2018年現在、さまざまな産業で現実のものになっています。

先端ソフトウェアは自動車や製造業、金融業、小売業など多くの既存産業を侵食し、
ビジネスの競争原理そのものを変えてきました。

本書は、その中心を担うシリコンバレーと中国のテクノロジー企業を比較・分析。
拡大を続ける「ソフトウェア経済圏」の最新動向と、
日本企業が乗り遅れないための戦略をまとめた一冊です。

■ 「シリコンバレー vs 中国」の動向比較で見えてくる、未来の産業地図

過去20~30年間、先端IT発祥の地と言えば常にシリコンバレーを含む米西海岸でした。
そして今、この地の企業群は、IT産業だけでなく多くの産業に影響を及ぼしています。

例えばグーグルが研究を進める人工知能は、スマホや自動運転車の開発にも波及。
アマゾンの無人コンビニ「Amazon Go」は、小売業の在り方すら変えようとしています。

一方、中国のテクノロジー産業は、
人工知能開発の資金調達額やEVの販売台数、モバイル決済の取引総額などで
すでに世界一の地位を確保しており、シリコンバレーを凌駕する勢いで成長しています。

本書では、こうした変化をうねりを各論で見ていくために、
シリコンバレーと中国の現地動向に詳しい専門家をゲスト解説として招聘。
彼らの知見を借りながら、マーケットトレンドや主要企業の取り組みを紹介しています。

さらに、今後のゲームチェンジャー候補となりそうな
注目スタートアップも取り上げながら、各産業の未来を展望しています。
日本企業が「ソフトウェア経済圏」で生き残るために知っておきたい情報が満載です。

■ 6つの分野で米中トップ企業の戦略を完全網羅

本書で取り上げる「6つの分野」とは、
今後ソフトウェアによる侵食(既存産業の破壊)がかなり高い確率で
起こるであろうと思われる分野です。すでに起きている変化の一部を紹介しましょう。

【人工知能】
年俸1億円も? 米国から研究者を引き抜き進化するBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)

【次世代モビリティ】
自動運転車開発のリーダーは、ネット検索会社のグーグル&バイドゥに?

【フィンテック・仮想通貨】
中国モバイル決済「1600兆円市場」を独占するアリペイとウィーチャット・ペイ

【小売り】
「Amazon Go」から「クルマの自販機」まで。無人店舗によるイノベーションが進む

【ロボティクス】
国家戦略「中国製造2025」で、世界の産業用ロボット販売の1/3以上が中国に集中

【農業・食テック】
ビル・ゲイツやレオナルド・ディカプリオも投資。植物由来の「人工肉」メーカーが話題

はじめに ソフトウェアが世界を飲み込む
Chapter01 人工知能
Chapter02 次世代モビリティ
Chapter03 フィンテック・仮想通貨
Chapter04 小売り
Chapter05 ロボティクス
Chapter06 農業・食テック
おわりに 日本企業への提言と謝辞