内容紹介

MESHは、MESHタグ(IoTセンサー)とMESHアプリ(ビジネスフロー作成アプリ)で構成されるIoT活用アプリケーション開発ツール。ノンコーディングで構築が可能な点が特徴です。
 MESHタグの基本パーツは24mm×48mm×12mm~20mm程度の大きさのIoTデバイスで、LEDセンサー、ボタンセンサー、人感センサー、動きセンサー、
明るさセンサー、温度湿度センサーなどがあり、無線(Bluetooth)で情報をやり取りします。またスマホを利用するカメラタグ、マイクタグ、スピーカータグなどのカスタムタグも作成できるほか、
GmailタグによってGmailでメールを送信したり、IFTTT(イフト)タグを使ってTwitterやLINEなどのWebサービスと連携することもできます。
 一方MESHアプリはiPad/iPhoneまたはAndroid端末で動作し、MESHタグを表すアイコン同士を指でドラッグ&ドロップで配置して連結するだけでプログラミングが可能です。
 本書は、このMESHを企業のオフィスで活用するための概要を説明する解説書です。企業での活用例としては、人感センサーを使った会議室の空き状況管理、動きセンサーを使った入出/退出管理、
ボタンセンサーによるスタッフ呼び出しや作業依頼などが考えられます。サテライトオフィスではビジネスパックも用意しており、ロボット(ロボホン)とデジタルサイネージを組み合わせたスタンプラリーシステムや、
顔認証受付システム、入館のためのQRコード発行&受付システムなどを提供しています。

目次
はじめに
監修者より

第1章 MESHの概要
 1-1 MESHの仕組みとできること
 1-2 MESHタグの機能を知っておく
 1-3 プログラミングアプリの入手と基本設定
 1-4 MESHタグとMESHアプリのペアリング
 1-5 MESHアプリの基本操作
 1-6 ソフトウェアタグについて
 1-7 アカウントの設定とIFTTTとの連携設定
第2章 MESHの活用と実例
 2-1 プログラミングの準備
 2-2 簡単なレシピ『動きを感知するとLEDタグが光る』
 2-3 デバイスの機能を利用したレシピ『人を感知したら写真を撮る』
 2-4 「ロジック」を利用したレシピ『目覚まし時計』
 2-5 録音データを利用したレシピ『ペットを感知したら自分の声を再生する』
第3章 IFTTTとMESHを利用したプログラミング
 3-1 人感センサーとGmailタグを使ったレシピ『人を感知したらメールを送る』
 3-2 さらに写真タグも使ったレシピ『人を感知したら写真を撮りメールを送る』
 3-3 ボタンと声を同時に検知したらメールを送る
 3-4 ドアを開閉した時間をスプレッドシートに記録する
 3-5 複数のデータをスプレッドシートに記入する
 3-6 IFTTTアプレットを自分で作る
 3-7 トラブルシューティング
第4章 MESHの機能を拡張する
 4-1 ビジネスパックとカスタムタグの活用
 4-2 会議室の効率化対策
 4-3 在席状況の確認
 4-4 各種ステータスの管理機能
 4-5 MESHビジネスパックのレンタル
第5章 MESH導入事例
 5-1 メンテナンスフリーの人感センサーで利用状況を確認~日本たばこ産業株式会社
 5-2 シンプルで分かりやすい操作で会議室予約がスムーズに~ミサワホーム株式会社

索引