内容紹介
組織の中で“一流”の人材になり、賢く生き抜くノウハウを伝授中部地区を中心に給食ビジネスを展開する日本ゼネラルフード。同社副社長の一泉知由氏が最も注力しているのが、人材育成だ。大手保険会社で営業マンとして40年近く勤め上げた一泉氏は、日本ゼネラルフードに専務として入社以来、自らの経験と知見を後進に伝えるべく、社内研修を10年間以上も継続している。本書はこの研修の神髄や同社の理念をまとめた、著者渾身の書籍である。
一泉氏が本書で強調するのは、“一流”の人材になるということ。たとえ高い役職につけなくても、誰でも“一流”を目指すことができる。それによって組織の中で賢く生き抜き、幸せに仕事をし続けられる。本書では著者の実体験による豊富なエピソードとともに、「“一流”の社員になる」「“理想の会社”のマネジメント」「“理想の会社”の企業文化」など35のヒントを紹介する。
「“一流”を目指すことで、自分も周りの人も幸せにしてほしい」--。常にエネルギッシュに仕事に取り組み、求心力のあるリーダーとして若手を育成し続ける一泉氏による、暖かくも厳しいメッセージ集。新入社員から中間管理職、経営者まですべての「組織人」に贈る珠玉の1冊だ。
■主な内容
序章 私は“ダメ社員”だった
第1章 誰でも“一流の社員”になれる
どれだけ優秀でも“選ばれない人”がいる
“一流”を目指すことで幸せになれる
第2章 “一流の社員”になる10のルール
1 感受性を高めて“気づく人”になる
2 “判断力”と“目的実現力”を高める
3 あらゆることを勉強する
4 ピンチをチャンスに変え、イザというときに強い人になる
5 “人間力”の高い人になる
6 常に相手の立場になり“最善”を考える
7 高いプロ意識を持って働きやすい職場を作る
8 “整理力”を高める
9 愛情と根気ある指導で人材を育成する
10 いつも“感謝”と“笑顔”を忘れずに
第3章 “理想の会社”のマネジメント10のルール
1 “従業員の幸せ”が会社の目標
2 “人間力”の高い人材を育成する
3 短期的利益のために“理念”を犠牲にしない
4 会社の利益のためのリストラはしない
5 現場と経営の距離が近いフラットな組織にする
6 “多面的な観察”で公平な評価を徹底する
7 良いニュースだけでなく悪いニュースを歓迎する
8 従業員にあえて新たな業務に挑戦させる
9 社会貢献活動を継続する
10 経営環境の変化に適応し、常に進化を重ねる
第4章 “理想の会社”の企業文化10のルール
1 会社の“使命”と“理念”を明確に伝える
2 目指すのは、まじめでコツコツ正直者
3 少数精鋭のチームワークを大切にする
4 会社は人を育てる道場である
5 意見を言う人にこそ価値がある
6 相手の話を聴く
7 現場のスタッフたちがヒーローとヒロイン
8 派閥を作らずに、コミュニケーションを大切にする
9 “ちょっとの差”を大切にして改善を自慢しあう
10 子どもを入社させたい会社を目指す
第5章 幸せに生きる5つのルール
1 “自己肯定力”を高めよう
2 “自己決定力”を高めよう
3 幸せに生きるために、すべてを受け入れよう
4 幸せになると信じて“善行”を積もう
5 周りの人たち全員を幸せにしよう