内容紹介

驚愕の破滅人生!
著名な大金持ちが大転落、貧しく寂しい末期を迎える。
歴史に残らなかった12人の栄光と挫折に学ぶ、失敗学。


◎ テスラCEOも惚れた天才科学者
◎ フランス中央銀行総裁に成り上がったギャンブルの奇才
◎ 三菱、三井を超える巨大商社を率いた名参謀 ……

あれほどの成功をつかんだ男がなぜ--?

競争戦略にマネジメント論、マネー論など、
経営学と経済学の切り口から、
「残念な偉人」を徹底解剖。

<主な内容>

【Chapter1】 競争戦略

■ Case1.ニコラ・テスラ/エジソンに勝利した天才科学者の哀しい最期
■ Case2.ホレス・ウェルズ/麻酔の発見者が詐欺師と歩んだ悲惨な末路
■ Case3.ジョン・アウグスト・サッター/湧き出る黄金が農場主に災いを招く

【Chapter2】 マネジメント論

■ Case4.金子直吉/三菱、三井を超えた名参謀 巨大商社と共に沈む
■ Case5.坪内寿夫/消えた資産は数千億円 幸之助と並んだ再建王
■ Case6.山城屋和助/日本官民汚職の原点 政商が選んだ壮絶な最期

【Chapter3】 マネー論

■ Case7.ジョン・ロー/史上最大のバブルを仕掛けたギャンブルの奇才
■ Case8.岩本栄之助/寄附で名を馳せた大阪商人 相場の罠に落ちる
■ Case9.渡辺治右衛門/「世紀の失言」が大富豪を悲劇に巻きこむ
■ Case10.松本重太郎/「西の渋沢栄一」が全財産を投げ出した事情

【Chapter4】 幸福論

■ Case11.薩摩治郎八/パリ社交界の花形「バロン薩摩」の最期は建売住宅
■ Case12.ポール・ゴーギャン/孤高の天才画家は、脱サラに失敗した証券マン

【コラム】
・ 「松方コレクション」と金子直吉の奇縁
・ 喜劇王チャップリンは相場の達人
・ 成金豪遊列伝