内容紹介

メインストリーム化するESG投資。その先端を行く英国。
ESG投資が急拡大する中で日本企業は何を学び取るべきか--。

世界の金融の中心、英シティでの取材を基にESGビジネスの中心にいる
アセットオーナーやアセットマネジャー、株主行動助言提供業者、
弁護士、コンサルタントなどの最新動向を紹介。
ハードローとソフトローを絶妙のバランスで組み合わせ、
20年かけて環境整備を進めてきた英国の戦略を解説する。

著者の黒田一賢氏は、金融の本場、英国での実務経験を積み、
現在は株式会社日本総合研究所でESGやコーポレートガバナンスを中心に担当する国際的なシンクタンカー。

ESG投資の基本から、先端のプレイヤーの動きまで分かる、企業担当者や市場関係者にとって必読の1冊です。

≪主な内容≫
序章 ESGとイギリス
 (1)ESGとは
 (2)イギリスのESG投資の概況
第一章 イギリスでのESGビジネス
 (1)金融市場の構造
 (2)イギリスのESG投資商品
 (3)ESGメインプレイヤーの動向
第二章 金融大国イギリスのESGの基礎
 (1)金融大国イギリスの歴史とともに発展した金融商品
 (2)ESGも金融戦略商品
 (3)民間主導のソフトロー
第三章 日本が学ぶべきこと
 (1)アメリカ型金融の模倣と金融商品輸入
 (2)日本型G(ガバナンス)に立ち返ったESG投資
 (3)独自の社会・金融基盤を活かした日本型ESGエコシステム