内容紹介

世界で一番愛される国、カナダの人と自然を、現地に暮らしたこともありカナダを第二の故郷と呼ぶ人気の風景写真家、吉村和敏が今、改めて撮る。

冬から春、夏、秋、そしてまた冬へ
季節をめぐり広大な大陸を渡るような気分で、
ページをめくっていけば、
見たことはないが、どこか懐かしい自然を楽しみ、
ゆったりした時間を生きている人々と出会えるはず。

気がつけば、世界から愛される国カナダが、
なぜそんなふうに愛されるのか、
そのわけを感じてもらえるだろう。

■写真
アルバータ州:アブラハム湖/ウォータートン湖/エディス・キャベル山/クレセント滝/ジョンストン渓谷/スプリング・クーリー/ツイン・ビュート/ドラムへラー/ナントン/バンフ/マーブル渓谷/モレーン湖/レイク・ルイーズ
オンタリオ州:アガワ渓谷/オタワ/キングストン/サウザンド・アイランズ/トロント/ナイアガラの滝/プリンス・エドワード郡/ブロックビル
ケベック州:イースタン・タウンシップス/オルレアン島/ガスペ/ケベック・シティ/サン・ブノワ・デュ・ラック/サンタンヌ・ド・ボープレ/ペルセ/マドレーヌ島/モントリオール/ローレンシャン高原
サスカチュワン州:サスカトゥーン/レジャイナ
ニューファンドランド&ラブラドール州:ウィットレス湾/ケープ・セント・メアリーズ/ジョー・バッツ・アーム/セント・ジョンズ/ティルティング/トゥイリンゲート/トリニティ/メイバリー/ランス・オ・メドウ/レッド・ベイ
ニュー・ブランズウィック州:ゲージタウン/セント・アンドリュース/セント・マーチンズ/ドーバー/プリンス・ウィリアム/フレデリクトン/ホープウェル・ケープ/ミル・セトルメント
ノースウエスト準州:イエローナイフ/ヘイ・リバー
ノバ・スコシア州:ウェルスフォード/ウルフビル/グラン・プレ/ケープ・ブレトン/ペギーズ・コーブ/マホン・ベイ/ルーネンバーグ
ブリティッシュ・コロンビア州:オカナガン・バレー/キャピラノ川/チリワック/トフィーノ/バンクーバー/ビクトリア/ミアーズ島
プリンス・エドワード島州:インディアン・リバー/オーウェル・コーナー/キャベンディッシュ/サウス・フリータウン/シャーロットタウン/スタンレー・ブリッジ/フレンチ・リバー
ユーコン準州:トゥームストーン/ドーソン・シティ

■マップとインデックス
撮影地と写真の解説

■紀行文:新・絶景を巡る旅 地元の人に愛される素敵な場所
視界いっぱい満開の花/太古の森に包まれる/カナダのなかのフランス/不朽の名作「赤毛のアン」の舞台/知られざる入植者たちの歴史/いつかは行きたい最果ての地/カウボーイの祭典/圧倒的な紅葉/極北の美/真冬の絶景/果てしないイルミネーション

写真家プロフィール
吉村和敏(よしむら かずとし)
1967年、長野県松本市生まれ。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行っている。近年は文章にも力を入れ、雑誌の連載やエッセイ集の出版など、表現の幅を広げている。2003年 カナダメディア賞大賞受賞、2007年 日本写真協会賞新人賞受賞、2015年 東川賞特別作家賞受賞。
写真集に『プリンス・エドワード島』『「フランスの最も美しい村」全踏破の旅』(講談社)、『BLUE MOMENT』(小学館)、『光ふる郷』(幻冬舎)、『あさ/朝』(アリス館)、『Moments on Earth』(日本カメラ社)、『Sense of Japan』(ノストロ・ボスコ)、『RIVER』(信濃毎日新聞社)、『錦鯉』(丸善出版)などがある。