内容紹介
投資家にとって「失敗の山」は「宝の山」だ!本書には、総額で数兆円ではきかない大投資家たちの「失敗」が詰まっている。つまり、この本を入手するために「投資」するわずかな金額で、数兆円分の「失敗」からの学びがあるということだ。それだけでも、この本は「買い」だろう。
藤野 英人 (レオス・キャピタルワークス社長)
投資の世界では、誰もが必ず失敗を経験します。過ちを繰り返し、「何かを会得した」と思った瞬間に市場から鼻をへし折られる、ということが頻繁に起きます。失敗の大部分は自業自得なので、事実を受け入れ客観的に対処するのは難しいものです。だからこそ、投資を長く続けたいなら、過去の失敗に学ばなければなりません。 それに最適な題材は、偉大な投資家たちが犯した数々の大失敗です。
本書には、ベンジャミン・グレアム、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガーからジョン・ポールソン、クリス・サッカまで、新旧のレジェンド投資家15人の「失敗」がコレクションされています。
「失敗」はリターンを得るために避けられないコストであり、「失敗」の向き合い方に「失敗」すれば、コストがリターンを上回り、大損してしまいます。この本で、先人投資家の「失敗」を追体験することにより、これから降りかかってくる「失敗」に対して向き合う準備ができます。
01 ベンジャミン・グレアム 「完璧な法則は存在しない」
02 ジェシー・リバモア 「リスクを管理せよ」
03 マーク・トウェイン 「のめり込むな」
04 ジョン・メリウェザー 「天才の限界」
05 ジャック・ボーグル 「何が自分に効くのかを見つけよ」
06 マイケル・スタインハルト 「自分の道を踏み外すな」
07 ジェリー・ツァイ 「君は自分が思っているほど賢くない」
08 ウォーレン・バフェット 「自信過剰に気をつけろ」
09 ビル・アックマン 「自説を引っ込めろ」
10 スタンレー・ドラッケンミラー 「手痛い失敗が必要なこともある」
11 セコイア 「集中投資のリスク」
12 ジョン・メイナード・ケインズ 「最も癖になるゲーム」
13 ジョン・ポールソン 「一度勝てば十分」
14 チャーリー・マンガー 「大損失に対処する」
15 クリス・サッカ 「後悔先に立たず」
エピローグ マイケル・バトニック 「鏡の中をのぞき込む」