内容紹介
政府も旗を振り、キャッシュレス決済社会への変革を進める日本。だが、国主導の消費者還元事業は2020年6月末で終了した。
そのうえ新型コロナウイルスの感染拡大で、消費の先行きは見通しにくくなっている。
一方で、キャッシュレス化をけん引してきた「QRコード決済サービス」事業者は、
楽天を含む4つの携帯キャリア陣営に集約され、それぞれ強力な次の一手を打とうとしている。
キャッシュレス決済は日本で本当に普及するのか。アフターコロナ消費のあり方はどうなるのか。
徹底取材でキャッシュレスの最新動向を追うことで、アフターコロナの消費の行方を占う。
≪目次≫
●第1章 キャッシュレス還元制度終了直前、どうなる今後
導入店舗の実態データ/QR決済は1年で10倍に 1万人調査が示す脱現金への波……
●第2章 キャッシュレスで始まった合従連衡 生き残るのはどこか
大手6社の対応が判明 手数料「3.25%」の攻防戦/PayPay/楽天ペイ/d払い/au PAY/LINE Pay_/メルペイ……
●第3章 1400人調査から分かった! アフターコロナの消費動向はこれだ
マーケター400人調査 4割が減収20%超を想定/給付10万円のうち消費に回るのは5万円弱……
●第4章 アフターコロナ&脱現金で変わる街の風景
女性殺到の食品ロス削減の店 飲食店向けから業態転換/キャッシュレス比率2倍に!地方小売りに学ぶ寄り添う接客術……
●第5章 見聞! アフターコロナ&キャッシュレスで変わる米国最前線
見直されるドライブインシアター/「クレカでGo!」米アマゾンがレジ無し店舗を外販……
●第6章 2020年代の消費を左右するのは「スーパーアプリ」だ!
LINEやドコモが推進 店に客呼ぶ「スーパーアプリ」/最強連合はLINE+ヤフー 最大の壁はグーグル……