内容紹介
どうしたら自社(自社商品)のファンになってもらえるのか。
企業の多くの人が悩んでいることでしょう。
人気の企業公式Twitterの取り組みからは、その大きなヒントが見つかります。
SNS運用者だけではありません。
マーケターや商品企画、新規事業開発、
PR、広報担当など、さまざまな企業人の参考になる
「ファンづくりの極意」がここにあります。
本書では、セガ、キングジム、タカラトミー、タニタ、
東急ハンズ、井村屋の6社の「中の人」に直撃。
具体的な事例を掘り下げながら、ファンに愛される極意を明かしてもらいました。
一見すると、各社の公式Twitterは、フォロワーとのゆるい会話や
「中の人」同士の絡みが目立ちます。
ですが、実はここに企業のファンを生み出し、育てる秘訣があります。
消費はモノからコト、ヒトへとシフトしています。
企業でありながら消費者から1人の人として見られる
「中の人」はその象徴であり、つながりの接点として重要度が増しています。
企業は消費者とどうつながるべきか、新たな時代のコミュニケーションの形といえるでしょう。
各社のTwitterでの取り組みに加え、佐藤尚之(さとなお)氏と
「中の人」6人との座談会の様子もまとめています。
さとなお氏は、熱狂的に支持してくれる「ファン」との関係性をベースに
中長期的な売り上げや価値の向上を目指す「ファンベース」という考え方を提唱。
これからの時代になぜファンが重要なのか、企業が愛されるために何をすべきか、
ファンベースの視点で「中の人」に迫ります。
今回の「中の人」6人の取り組みは、企業内の「個」の力が
いかんなく発揮された好例でもあります。
6者6様の試行錯誤からは、企業の中で自分の力を
どう発揮すればいいのかと悩んでいる人の参考にもなるはずです。
≪目次≫
序章<今こそ企業は人気SNS「中の人」に学べ>
第1章<「中の人」が語る 人気SNSのつくり方>
●セガグループ「中の人」編
350以上のアカウントを保有。管理する仕組みとは。
どこまで「個」を出すべきか。適切なバランスは。
●東急ハンズ「中の人」編
開設10年超でたどり着いた企業アカの作法10カ条とは。
ファンとのコミュニケーションで大切にしていることは。
●キングジム「中の人」編
堅い企業イメージをどのように払拭するか。
バズるツイートを予想してつくることができるか。
●井村屋「中の人」編
Twitterを販促ではなく、ブランディングと言い切るワケは。
SNSトラブル回避のための4つのルールとは。
●タカラトミー「中の人」編
ユニークな企画やコラボイベントを成功させるコツは。
偶然のトレンドを捉え、バズ化するために必要なことは。
●タニタ「中の人」編
シャープさんとのコラボ再現即興劇が生まれた理由は。
「中の人」なのにフリーランスになったワケとは。
コラム<6人の「中の人」がオススメ! 今、フォローしたい企業公式アカ>
第2章<6人の「中の人」がファンに愛されるワケ>
●さとなお氏が語る! ファンベース時代のSNS活用のカギ
●特別座談会! 企業が愛されるために「中の人」が大切にしていること