内容紹介
幼い頃の記憶がロングセラーブランドをつくる
BIOTOPE 佐宗邦威氏 推薦 !
「長続きするブランドは、作り手が創るものではなく、ユーザーが自ら生み出す物語によってつくられる、というブランドの新たな見方を提示した本だ」
幼い時や青年期などの自伝的記憶がロングセラーブランドに貢献していることを独自のインタビュー調査等によって明らかにしている。
また自伝的記憶は、意図的に覚えこもうとしていないにもかかわらず、いつのまにか様々な記憶がつくられている特徴がある。本書では、衝撃的な1回の記憶よりも、複数回くりかえされる概括的な記憶、空間的や情緒的な記憶のほうがブランドの長期育成に大きく影響していることを解説している。
「日経クロストレンド」での2年6カ月、計33回にわたる連載取材の集大成として、 ソニー企業「Ginza Sony Park」、花王「MyKirei by KAO」、良品計画「GACHA」、たねや「ラ コリーナ近江八幡」、ジンズ「JINS Design Project」、ナインアワーズ「9h」など、優良企業が実践する新しい"原風景"をつくるブランディング事例を紹介。 巻末では、建築家/田根剛氏、TOMATO/長谷川踏太氏との対談"記憶から、未来をつくる"を掲載している。
≪目次≫
はじめに
1章 ブランドにおける原風景
2章 ブランド・エクイティと長期育成
3章 原風景は自伝的記憶
4章 自伝的記憶とブランドの消費者インタビュー調査
5章 自伝的記憶におけるブランドの長期育成モデル
6章 新しく原風景からつくるブランディング事例
7章 対談 記憶から、未来をつくる
おわりに 原風景が、ブランドの未来を描く