内容紹介
「羅宇屋」「ちんどん屋」など、今は消えてしまった当時の風物を通して、「不況」「軍縮」に揺れた昭和初期の東京に暮らす市民社会を鮮やかに再現するエッセイ。通史が伝えない社会像を生々しく描いた名作を文庫化。おすすめポイント
「羅宇屋」「ちんどん屋」など、今は消えてしまった当時の風物を通して、「不況」「軍縮」に揺れた昭和初期の東京に暮らす市民社会を鮮やかに再現するエッセイ。通史が伝えない社会像を生々しく描いた名作を文庫化。著者の異色作。昭和を書き残しておきたいという著者の強い思いを感じる作品です。巻末の解説は、息子で詩人の山本良樹氏。