内容紹介
「偉くなれ」とは一度も言わなかった父。「喧嘩は負けるな。でもやっつけ放しにもするな」と言った父。5歳の息子と吉原から朝帰りした父――江戸っ子の父を回想した名エッセイに、戦中の往復書簡を付した感動の書。おすすめポイント
「偉くなれ」とは一度も言わなかった父。「喧嘩は負けるな。でもやっつけ放しにもするな」と言った父。5歳の息子と吉原から朝帰りした父――江戸っ子の父を回想した名エッセイに、戦中の往復書簡を付した感動の書。父親を回想した前半部分は、軽妙でユーモラスな筆致、父子の往復書簡はまさに感動的。名著「海軍主計大尉小泉信吉」にも比肩すべき傑作です。