内容紹介
傷心を抱えてドイツに渡った郷誠之助は、突如発憤し、哲学博士号を取得して帰国。実業界に転身して、倒産寸前の会社を幾つも再建、財界のまとめ役としての地位を固めていく――人間の心の成長のあり方を問うた傑作。おすすめポイント
傷心を抱えてドイツに渡った郷誠之助は、突如発憤し、哲学博士号を取得して帰国。実業界に転身して、倒産寸前の会社を幾つも再建、財界のまとめ役としての地位を固めていく――人間の心の成長のあり方を問うた傑作。戦前の財界において、渋沢栄一と並び称された大立て者・郷誠之助の伝記小説。特にその青春時代の、破天荒な生き方を中心に描き出した痛快作です。