内容紹介

「単純な発想を緻密に実現するのが真のイノベーション」「アイデアは人に盗まれない」「英語はうまくなりすぎるな」。ロボット研究の世界的権威となった著者が、その発想と問題解決、説得のスキルのすべてを語る。

おすすめポイント

「単純な発想を緻密に実現するのが真のイノベーション」「アイデアは人に盗まれない」「英語はうまくなりすぎるな」。ロボット研究の世界的権威となった著者が、その発想と問題解決、説得のスキルのすべてを語る。

著者の独創的な発想法は、棋士の羽生善治氏にも影響を与え、氏の著作にも登場しています。

【推薦のことば】
辻井潤一(マイクロソフトリサーチ・アジア主席研究員、東京大学名誉教授)
……本書に流れる自らのアイデアに対する自信とオプティミズム、世界一流の研究者に伍してひるむことのない態度は、大学院生のときに氏から受けた教訓の最大のものであった。そのとき感じた高揚感を本書で再び感じることができた。日本の存在感が低下しつつある現在、研究者だけでなく、多くの人にぜひ読んでもらいたい。
 
福永泰(日本電産常務執行役・中央モーター基礎技術研究所所長)
1991年から10年間、米国CMUロボット研究所長として200名強の研究者をまとめピッツバーグをロボパークといわれるまでに成長させた著者のイノベーション哲学が随所にちりばめられている。……それは、どんどん世界に取り残される日本の技術陣に対する警句と奮起を示す啓示の本とも言える。

後藤吉正(名古屋大学教授)
……興味深いのは、この著作全体が醸し出す空気がイノベーターの精神状態を示していることである。話の題材や展開も文章のリズムも読み手をわくわくした気分にさせる。そして金出教授が提唱する説に引き込まれるだけでなく、読み手自身も何かしら面白い研究ができそうな気持ちにさせてしまう。


生駒俊明(キヤノン代表取締役副社長・東京大学名誉教授)
「示唆に富む」と言ったが正確に言葉を使うなら、「示唆」とは「それとなく指し示すこと」とあるから、この言葉使いは正しくないかもしれない。何故なら、この本で金出氏はストレートに「こう考えればよい、こうすればよい」と言っている。……いわば自分の頭の中をさらけ出している。普通の学者は自分の脳内を明らかにすることに躊躇を覚えるのだが。


櫛木好明(パナソニック顧問)

……特に「自分が問題そのものになれ」という言葉は独創を求めるものの座右の銘になるだろう。大きな感動とともに日本人魂の活躍に快哉を叫びたい一書。

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