内容紹介

私にとって小説を書くことは、芸術というより先に、かつての労働がそうだったように、自分を肯定的に捉えるための手段である―私小説を生きる作家がくらしに根付いた「読む」こと「書く」ことを綴る待望の随想集。

おすすめポイント

私にとって小説を書くことは、芸術というより先に、かつての労働がそうだったように、自分を肯定的に捉えるための手段である―私小説を生きる作家がくらしに根付いた「読む」こと「書く」ことを綴る待望の随想集。

寡作だが、日経連載の『鉄塔家族』が大佛次郎賞を受賞。その後の作品は野間文芸賞、毎日芸術賞、伊藤整文学賞を受賞し、いまや日本を代表する純文学作家。