内容紹介

創設20年を越え衰弱の危機にあるJリーグは、いったいどこに行こうとしているのか。海外で勝てないJクラブ、苦しいクラブ経営、日本代表選手の海外移籍によるリーグ空洞化などの問題から、J3創設、ポストシーズン制の導入など、Jリーグ自らが問いかける再建への緊急提言書。

おすすめポイント

日本代表の再建はJリーグから!!

惨敗を喫したブラジルW杯の日本代表。海外組の選手を多く擁し、上位進出が期待された日本代表に足りないものは何なのか。強豪国に対する戦術、本大会にピークを合わせる体調管理、個々のフィジカル強化、メンタルコンディションの管理などステップアップへの課題は多々あるが、最も重要なのは根底にある「Jリーグ」の立て直しだ。本書は、Jリーグの過去・現状を洗い出し、その未来を考察しながら日本サッカーの成長ビジョンを描いていく。


2014年5月20日、横浜F・マリノスに英マンチェスター・シティが約20%出資とのニュースが流れた。いよいよJリーグにも外資が本格参入か? マリノスに何が起きているのか? 次は何が起きるのか? Jの真相を明らかにする。

創設20周年をこえ、2014シーズンよりJ3もスタートしたJリーグ。日本代表チームも欧州のトップリーグで活躍する選手が増え、華やかで躍進を続けるイメージがある日本サッカー界。だが、足元のJリーグは厳しい状態にある。
入場者数の伸び悩み、各クラブの収入低下・経営危機、地上波テレビの放送試合数の減少、スポンサー獲得の低迷などに端を発し、リーグ自体が危機に直面しているといっても過言ではない状態だ。

課題山積のJリーグが、未来へ向けてどのようなビジョンを描き、実際に取り組んでいるのか。自らの病状を洗い出し、未来に向けて根本から再構築を図るために様々な改革を打ち出していかなければ、組織として生き残ることはできない。

本書は、日本サッカーならびにJリーグが抱える問題を、身近で話題になっている論点を中心に圧倒的なファクトであぶり出す。編者の大東和美前チェアマン、村井満現チェアマンをはじめ、嘉悦朗横浜F・マリノス社長、橋本光夫浦和レッズ前社長、武田信平・川崎フロンターレ社長など有力関係者へのインタビューや緻密な現場取材を通して描く、Jリーグ再建への緊急提言読み物。