内容紹介
風雲急を告げる戦国の世。木曽川べりに住む木訥な地侍・前野将右衛門は、まだ名もなき将兵にすぎぬ木下藤吉郎に己の武運を賭けることを決意する。乱世に生き、悲運の最期をとげる侍の生涯を描いた戦国長篇ロマン。おすすめポイント
風雲急を告げる戦国の世。木曽川べりに住む木訥な地侍・前野将右衛門は、まだ名もなき将兵にすぎぬ木下藤吉郎に己の武運を賭けることを決意する。乱世に生き、悲運の最期をとげる侍の生涯を描いた戦国長篇ロマン。本書は『反逆』『決戦の時』と並ぶ、遠藤氏の戦国三部作の一つ。地侍から但馬十一万石の大名へと転進した男の凄烈な一生を辿った代表作。