内容紹介
マイナス金利、責任投資、ガバナンス問題―。多様化する企業年金運用の課題と解決策を、専門家の理論と現場の実践知から示す。おすすめポイント
5年ぶりに運用利回りがマイナスとなった企業年金の資産運用。マイナス金利、低成長のいま、どのような運用を行うべきなのか!日本の企業年金基金は、厚生年金基金の代行返上、予定利率の引き下げ、給付減額などを通じて財政改善が進む中、アベノミクス効果もあり財政剰余時代に突入しました。
一方で企業年金基金には、高ROE経営を意識した資産運用、ハイブリッドDBの導入など多様化する年金制度、昨今クローアズアップされている企業や年金のガバナンス問題といった事象への対応でハンドリング能力が試されています。
本書では、これらの状況を整理し、実務経験豊富な企業年金担当者、コンサルタント、研究者が、各々の立場から課題とそのソリューションについて解説します。