内容紹介

ただ人が集まるだけではチームにはならない。誰もが生き生きと働ける集団になるには? 教育学者が強いチームの育成法を伝授。

おすすめポイント

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ラグビー日本代表、「妖怪ウオッチ」、「はやぶさプロジェクト」。
結果を出すチームはどこが違うのか?
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人は誰しも何らかの集団や組織に属しているか、属していた経験があるかと思います。

では、その集団は一つの「チーム」になっていますか?

ただ人が集まるだけではチームになりません。

メンバーのだれもが、その集団に当事者として関わり、だれに命令されるでもなく、それぞれの役割を十分に担うことができたとき、集団はチームとなります。

本書は、2013年5月に刊行された同名書の文庫版です。

日本人の特質に合ったチームづくりを、経営学者ピーター・センゲの「学習する組織」に倣って、72の質問方式でまとめています。

チームワークは齋籐教授の専門領域である「教育」「身体論」「コミュニケーション」が交差するテーマで、本書には身体を重視する「斎藤メソッド」がふんだんに盛り込まれています。

本書刊行後、著者は「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」審査委員長に就任、毎年著しく活躍したチームに表彰状を渡す役を務められています。

著者は、人間集団がチームへと進化していくためには、ビジョンやミッションの共有を前提に、お互いの意見や動きに即座に反応できる「身体性」がカギと説きます。

日本人の気質も踏まえながら、一人ひとりのメンバーがその能力を存分に発揮し、集団・グループとして結果を残すための実践法を語っていきます。

ビジネスピープルはもちろん、NPO、NGOリーダー、スポーツ、学校関係者必読の書です。