内容紹介
米軍では、「軍隊式」ではなく、個人の力を引き出すマネジメントが行われていた! 先の見えない今こそ必要な管理手法を解説する。おすすめポイント
大好評! 4刷決定!防衛大学校・リーダーシップ教育のサブテキスト!
日本企業は米軍よりも「軍隊型組織」だった!?
現場の元気を取り戻す「新しい戦いのルール」を教えます!
「先が見えない時代になった」と耳にするようになって、ずいぶん経ちました。
ビジネスでも、軍事・戦争においても、まったく同じ。こうした状況で生き残るために、何をするか。
不安にかられた日本の経営者は、無謀な予算と計画を掲げて、現場を徹底的に締め付けました。
ベトナム戦争で痛い目を見た米軍は、管理を弱め、現場が臨機応変に戦える方法を追求しました。
──結果どうなったか。言うまでもないでしょう。
本書は「軍隊のような組織」であることを捨て、「消耗戦」から「機動戦」にパラダイム転換を遂げた米軍から学び、自由に動ける現場をつくり、ビジネスで生き残るための方法を解説します。
「PDCAの呪縛」から逃れ、臨機応変に個人が動くための「OODAループ」「任せて任さず」の権限委譲を実現する「ミッション・コマンド」無駄なデータを削ぎ落とし、スモールデータで勝つ「クリティカル・インテリジェンス」
──この3つが、勝利のキーワードです。
生命がかかる軍事の現場で研ぎ澄まされてきた最新理論。
本書を読んで、ぜひ毎日のビジネスに生かしてください。
巻末には、航空自衛隊幹部学校 航空研究センター運用理論研究室 伊藤大輔氏による解説つき。
・敗北したイラク軍と東芝不正会計事件の共通点
・「しょせんパワポ作成部」──経営企画部の嘆き
・LINE前社長の森川氏は、なぜ「計画を発表しない」ことにしたのか
・「戦いに決まり切った型はない」「同じことは2度するな」
・意中の相手を射止める「OODAハート作戦」とは
・野村克也氏の「ささやき戦術」を考える
・テイラー、フォード、マッキンゼーが生み出した「20世紀型管理」
・トマホーク・ミサイル「1発1億円」は本当か?
・公認会計士である著者が「残業代」に注目する理由
・専門学校の経営を苦しくした「おまぬけKPI」
・撃墜王・ボイドが生み出した「OODAループ」
・落語家の「OODA話術」、リッツ・カールトンの「OODA接客」
・1日2時間のみ営業するビールスタンド、その「戦い方」とは?
・現代に甦ったモルトケの「訓令」
・ビジネスと戦争の両方に「データ主義」を持ち込んだマクナマラ
・価格が下落するときに、売上目標を立ててはいけない!
・決定的な経営情報を発見して急成長したネットショップ
・「頑張ったバイアス」によってやめられない赤字事業
・コリン・パウエルが定めた情報の4カ条
・マクドナルドのハッピーセットが生まれた理由
・「情報戦」を制したオークランド・アスレチックス
・いま、米軍で重視される「オペレーショナル・デザイン」とは