内容紹介
斬新なアイデアが生まれる体質になる。日常を発想の資源に変え、気づきを錬磨することで、ビジネスの「根本知」を鍛える教科書。おすすめポイント
「多様な私を動員する」「からだで発想する」「異種格闘でアイデアを深める」――生活者発想でビジネスアイデアに気づく。発想の底力をつけるための新しい「学問のすすめ」。
◆博報堂では、自社の企業哲学である「生活者発想」(生活者の視点で日常から発想する)をベースに、発想する楽しさ・面白さを広く一般に伝えるワークショップを開催していました。昨年、生活者発想を実際のビジネスに結びつけるまでの発想力を鍛える研修を企業・ビジネスパーソン向けに提供する機関として「博報堂生活者アカデミー」が創設され、本書は、そのエッセンスを一般向けに切り出して書籍化するものです。
◆多数出版されている発想本は、即効性を求める具体的な発想手法(ツール・道具・フレームワーク)や、著者であるクリエーター自身の流儀の解説、あるいは商品開発のエピソードの紹介が主流ですが、本書は目先のノウハウにとらわれず徹底的に考え抜くための基盤(クリエイティブ・タフネス)を鍛えようというものです。
◆さまざまな「問い」を発して自身で考えてもらったり、思考のトラックを何度もぐるぐる回ってもらったりすることで、日常生活に潜むビジネスアイデアに気づく習慣を磨き、読者を「発想体質」にします。近年、イノベーションを生み出す創造性を育む教育や思考が広く関心を集めていますが、本書はビジネスパーソンの「根本知」を鍛える一冊です。