内容紹介

普通のサラリーマンが、「プロ経営者」として成功できたのはなぜか。変化の時代を生きるすべてのビジネスパーソンに贈るメッセージ。

おすすめポイント

HPとコンパックの統合を実行し、
危機のダイエーを活性化させ、
マイクロソフト日本法人の変革をリードした。
そんな男が語る、自分と組織の「殻の破りかた」



内気な理系男子が一念発起し、ハーバードでMBAを取得。
プロ経営者として次々と成果を挙げてきた。
彼はなぜ、大手企業の技術者という安定した職を捨て、茨の道を選んだのか。
なぜ、変革に成功した企業に安住せず、新たな企業へ飛び込んでいくのか。
その波瀾万丈な経営者人生から生まれた、血の通った経営論が本書だ。

切れ味鋭い、鮮やかな戦略は確かに必要だ。
だが、それだけで人を動かすことはできない。
現場に何度も足を運び、顧客や社員と腹を割って話すこと。
やり切ることの大切さを伝え、ひたむきに実行すること。
社内のしがらみにとらわれず、大胆に突き進むこと。
高い戦略性と飽くなき情熱こそが、変革の時代のリーダーにとって最も大切なものなのだ。

いまの職場にいても、息が詰まる
リーダーになって苦労するより、現状維持のほうがいい
市場で通用するキャリアを積まないと、将来が不安だ
自分の会社や業界の先が見えない。
本書は、こんな不安を抱えるビジネスパーソンたちの背中を押してくれるはずだ。


-「傲慢な会社」というマイクロソフトのイメージを一変させた出会い
-「火消し屋兼謝罪屋兼ゲリラ」をマイクロソフトに呼び寄せた理由
-マイクロソフトにはびこる「外資系ならではの悪しき個人主義」にメスを入れる
-鮮やかに退いたビル・ゲイツとバルマーに学ぶ
-マイクロソフトの製品戦略が「すべらなくなった」理由
-ダイエーの「新鮮野菜宣言プロジェクト」で現場が自信を取り戻す
-260人のダイエー店長に直接電話をかけまくった理由
-「他力活用」戦略でダイエーの集客力をアップ
-コンパックとHPの統合を成功させた「クリーンルーム」とは
-新生HP誕生を印象づけた「サーバー2極化戦略」
-BCGで鍛えられた「3つの言葉で言ってみろ」
-キャリアは単なる知識やスキルの積み重ねではなく、マネジメント能力に集約される
-たくさんの部下をもつマネジャーはルーターのようなもの
-人材のマーケットバリューは、差を付けられても挽回できる
-突出した「創業カリスマリーダー」だけに注目するな
-リーダーは「素のキャラクター」と「演じる」部分を使い分ける
-「敵の敵は味方」「仮想敵」がメンバーの気持ちを結束させる
-リーダーの仕事は「皿回し」
-成功するまで「やり切る」姿勢が実は戦略を戦略たらしめている
-戦略で重要なのは「なにを捨てるのか」