内容紹介

事業不振から脱出するには。PDCA をうまく廻すには。次の成長に必要なこと。元マッキンゼー著者によるリアルな企業改革ノベル。

おすすめポイント

○2013年8月にダイヤモンド社から刊行された書籍の改訂文庫化です。

○大手紳士服チェーン「しきがわ」の営業マン高山昇は、ある日、経営幹部の目の前で会社の給与制度を批判したことから、新設の経営企画室に飛ばされます。
しかし、高山は持ち前の正義感と行動力を武器に、室長の伊奈木とコンサルタントの安部野の支援を得ながら、改革の推進役として一歩ずつ成長していきます。

○社内の地雷を踏みまくりながら、愚直に改革に取り組む主人公の姿を通し、トップの参謀役である経営企画の仕事とは何か、そして、企業改革はどうあるべきか、ストーリーを追ううちに要諦を学ぶことができます。

○本書の魅力の一つはリアルな登場人物の描写です。
「空気を読まない」熱血元営業マンを主人公に、外部招聘の経営企画部長、企業の「憑きもの落とし」の異名を持つコンサルタント、先代社長時代の番頭役で社内No.2専務、創業者の息子社長、先代社長時代からの会社の裏を知る秘書など、様々な思惑が交錯する人間模様が描かれます。