内容紹介

女性が成長させた消費、衰退させた消費を3万人、2000設問の調査から解明する、マーケティング関係者必読の新市場開拓のガイド。

おすすめポイント

●実はその消費、女性が拡大させています!
働く女性に車利用が拡大、一眼レフカメラに熱中する女性、ワーキングマザーがビール消費をけん引、ウコンエキスは働く女性の必須アイテム、チューハイ、サワーはすでに女性の飲み物、携帯電話ゲーム(GREE、モバゲー)が女性に広がる、熱心に画像・音声をダウンロードするのは女性――。おとこ目線で攻略作戦が立てられていた市場の牽引役は実は女性という市場が数多くなっています。

その一方で、化粧品への関心低下、女子会ブーム終焉、雑誌離れは女性の方が深刻、「甘い」「口当たりのよい」「美容に良い」は女子のお酒の選択基準ではない、「自分へのご褒美」消費の消滅など、女性市場攻略のキーワードが全く的外れにもなっています。

東日本大震災以後の5年間で拡大した市場、衰退した市場の陰に常に存在しているのが女性消費者。彼女たちの行動を錯覚すると市場攻略はおぼつきません。

本書は、三菱総合研究所が2011年8月末に開始した「生活者市場予測システム」に基づいて、女性主導の消費の意外な因果関係、知られざるマーケットを明らかにするもの。 「生活者市場予測システム」は、3万人、2千設問というかつてない日本最大規模の生活者情報の分析にもとづく多くのマーケティング関係者にとっても有益な情報を提供する。

シングルの「住まい」のニーズが変わるサービスを増やし来店頻度を高める(コンビニ)、「女性用」を売りにしない(一眼レフカメラ)、祖父母を巻き込み「三世代」需要を獲得(テーマパーク)、所有からシェアへ(エアークローゼット)など、女性駆動の市場を攻略するための方策も提供します。