内容紹介

明確なメリットがないのに負担ばかりかかると感じる関係者も多い「企業と投資家との対話」。価値向上実現を、成功事例をもとに解説。

おすすめポイント

◆「企業と投資家の対話」を基軸とするガバナンス改革は、アベノミクス第3の矢・成長戦略の要(かなめ)とされ、企業の収益性・株価の改善、運用会社の投資収益の改善など、成果を収めた。その一方で、形だけ改革を行っても評価されず、効果が出ていないケースも多い。

◆本書は、具体的にどのようにしたら実効性のあるガバナンス改革ができ、投資家と企業が共同作業で、WIN-WINの関係になれるのかを具体的に解説。

◆大企業や新進気鋭の企業ばかりでなく、食品、インテリア産業など伝統的な企業での成功事例も紹介。また投資家側の姿勢の変化も解説する。

◆執筆者は、中神康議(みさき投資社長)、小林慶一郎(慶應義塾大学教授)、堀江貞之(野村総合研究所上席研究員)、杉浦秀徳(みずほ証券上級研究員)、柳良平(エーザイCFO、早稲田大学大学院兼任講師)、上田亮子(日本投資環境研究所主任研究員)、槙野尚(みさき投資リサーチ・オフィサー)。日本企業の資本生産性の低さや、投資家との対話の必要性をいち早く指摘し、改革提言をしてきた気鋭の論者たち。

◆「コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議」の座長を務めた池尾和人・慶應義塾大学経済学部教授が解説を執筆。