内容紹介

同一労働同一賃金の2つのキーワード「均等」と「均衡」をいかに達成するか。働き方改革関連法の成立を踏まえ、具体的施策を提示する。

おすすめポイント

●キーワードは「均等」と「均衡」

これまでの労働法では、「均等」を主要なテーマとしてきました。男女差別の撤廃、出身、年齢の差別撤廃など、「機会均等」に重きが置かれてきました。しかし、今回問題になるのは主に「均衡」です。
「均衡」とは「同じ仕事をしていれば正規か非正規かの雇用に関係なく、同じ待遇で報いる制度」。しかし、そもそも「同じ仕事」というのは何なのか。責任の重さや、過去の職歴をひもとけば、全く「同じ仕事」とすることも難しいと言えます。
本書では最新の最高裁判決等を挙げながら、企業実務へのインパクトを解説。また、実務上の具体策として、業務・責任などを徹底的に「見える化」するための実例を示します。「同一労働同一賃金」に関連する法律は、大企業では2020年から施行され、企業の対応はまったなしの状況です。
本書は、考え方の基本から具体策までを、社会保険労務士で元労働基準監督官である著者が書き下ろします。そもそも、「同一労働同一賃金」って何でしょうか。
最近聞くようになった言葉ですが、まずはその定義づけから。
簡単にいうと、「同じ仕事をしていれば正規か非正規か
の雇用に関係なく、同じ待遇で報いる制度」。

非正規社員の増加とともに、ひとつの職場で、正社員も
非正規社員も同じような仕事をしているように見える
ケースが増えてきています。
そうすると、「なんで同じ仕事なのに、賃金などの
待遇が違うのだろうか」という疑問が生じてくるわけです。

2018年6月に成立した働き方改革関連法では、
同一労働同一賃金に関する規定が盛り込まれており、
2020年より施行されます。企業は不合理な待遇差
があれば、是正に努める必要が生じますし、
労働者から説明を求められれば答える義務も生じます。

同一労働同一賃金は、世界的な流れでもあります。
労働生産性を高めていく必要がある日本にとっては
起爆剤になる可能性を秘めています。

人事・労務に関連する人はもちろん、この重要な
潮流を手っ取り早く知りたい人にとっては、
うってつけの一冊です。