内容紹介

奈良・平安から幕末まで城は多くのドラマの舞台となってきた。30の名城の秘された歴史を探る、読めばお城を訪れたくなる1冊!

おすすめポイント

なぜ、そこに城が築かれたのか?
土塁の下に埋もれた歴史を掘り起こす!

奈良・平安の昔から幕末・明治に至るまで、城は大小問わず軍事施設であり、権力者の象徴でした。城は合戦の舞台であるだけではなく、城を舞台に繰り広げられた人間ドラマが歴史上の出来事となっていくことも多かったのです。
清洲城で開かれた清洲会議は、信長亡き後の権力闘争の舞台であり、秀吉にとっては天下統一に邁進する場となりました。

本書は30の城を舞台に歴史を改めて読み解くことで、歴史教科書では叙述されることのない日本史の裏側を浮かび上がらせる、ユニークな歴史書です。朝廷は、なぜ多賀城に国府を置いて東北支配の拠点としたのか?
家康によって築城された当初の江戸城には、なぜ2つの天守があったのか?
日清戦争の際に、なぜ広島城内に大本営が置かれたのか?

奈良・平安の昔から幕末明治まで、城は大小問わず軍事施設であり、権力の象徴でした。しかし、城は単に合戦の舞台になっただけではなく、そこではあまたの人間ドラマが繰り広げられてきました。
なぜ信長は安土に、秀吉は大坂に、家康は江戸に城を築いたのか。城を通して、彼らが目指した国造りのグランドデザインが透けてきます。

本書は、北は幕府による日本初の西洋式城郭である函館の五稜郭から、南は城跡が世界遺産に登録された首里城まで、30の名城を舞台とする歴史を探ります。そこから、歴史の教科書では叙述されることのない、日本史の裏側が浮かび上がってきます。
読めばお城を訪れたくなる1冊です。