内容紹介
世帯年収800万以上、「中の上家庭」が実は一番キケン?――老後破綻に追い込まれる家計の傾向と、その対策を人気FPが読み解く。おすすめポイント
世帯年収800万円以上、大企業社員あるいは公務員。家計は破綻寸前。そんな家庭がひそかに増加中?
月40万や50万以上の収入があるのに毎月赤字、貯金がわずか・・・・・・そんな、収入そこそこで貯蓄の少ない「隠れ貧困」の家庭が今目立ってきているといいます。なぜ“あぶない家計"になるのか。夫婦の会話ゼロで家計がブラックボックス化、妻の浪費癖を止められない、「子どもの教育のため」で塾に習い事にと暴走してしまい老後貧乏に、無理なローンで破綻寸前など、人気のファイナンシャル・プランナーが実例をもとに紹介。「中の上家庭」が陥りがちな落とし穴を指摘し、家計改善のヒントを紹介します。
【本書の内容から】
■平均収入の人より「中の上」の人の方が貧困に陥りやすい
■30代で1000万円以上の貯蓄がある人の多くは「年収400万円台」
■人生後半は「収入格差」より「貯蓄格差」で決まる
■なぜ同じ収入で貯蓄が10倍以上も違ってくるのか
■大企業社員と公務員がなぜあぶないのか
■ぱんぱんの「ブタ財布」の人、冷蔵庫が汚い人は注意?
■エコや「きれいな暮らし」は形を変えた贅沢?
■「夫婦別財布」はなぜ貯まりにくいのか?
■消費:浪費:投資=70:5:25のバランスを目指す
■食費をコントロールするための「一週間財布」
■貯蓄は3種類を、順番に行う大企業社員や公務員あるいは共稼ぎ、収入が安定していて生活に困っていない、子どもにはお金をかければかけるほどよい教育ができると思う、「国産の安全な食品」「ちょっといいもの」にこだわりがち――実はこれ、破綻しやすい家庭の傾向なのだとか。
本書では、人気のファイナンシャル・プランナーが、意外と「隠れ貧困」のリスクが高い年収800万円以上の家庭にスポットを当て、破綻寸前に追い込まれた家の実例(家計簿)をもとに、「中の上家庭」が陥りがちな落とし穴や、危機から脱出するための家計改善法について紹介しています。
教育熱心のあまり老後資金が貯まらない、成人した子どもについ生活の援助をしてしまう、浪費家の配偶者の暴走を止められない、夫婦でお金の話をする機会が少なく気づいたら貯蓄がない等等・・・・・・「もしかしたら、ウチにも当てはまるかも?」とハッとするような事例が多数盛り込まれています。