内容紹介
膨張を続けるアマゾンに、生き残りをかけて抗戦するライバル企業。流通・小売りを変える先端技術を解説し、業界のこれからを見通す。おすすめポイント
巨大帝国に対抗する「サバイバー」たちの動向を描く。アマゾンとテクノロジーが変える世界が見えてくる!
「デス・バイ・アマゾン(アマゾン恐怖銘柄指数=アマゾンの台頭で窮地に陥るであろう企業の株価を指数化したもの)」という指数の存在に象徴されるように、アマゾンの躍進で大打撃を受ける企業が流通・小売業を中心に増え続けている。
しかし、彼らもアマゾンに飲み込まれるのを指をくわえて見ているだけではない。生き残りをかけて、対抗策を講じる企業も次々と現れている。
本書は、躍進を続けるアマゾンとそれに抵抗する「サバイバーたち」の動向を解説しながら、テクノロジーのゆくえ、社会と消費の変化、そして流通・小売業の将来像を描く。
無人化するリアル店舗、ボイスコマースの進化、、ますます激化するラストマイルの争い、「プライム」に対抗するサブスクリプションサービス……
流通・小売業だけではなく、その影響は人々の行動を変え、多くの業界に波及する。すべてのビジネスパーソンが押さえておきたい1冊だ。
【本書の主な内容】
・アマゾン恐怖銘柄指数とは?
・アマゾンブックス、ネットと連動した驚きの仕組み
・アマゾンより先にリアルに進出したアットコスメ
・「レジのない」アマゾン・ゴー、その狙いは?
・アマゾン・ゴー vs ウォルマート「スキャン&ゴー」
・ショールーミング2.0が始まる
・「ボイスコマース」時代がやってくる
・ECの限界を超えるファッションビジネス
・プライベートブランドを新たな収益源に
・アップルストアから「ストア」の文字が消えた理由
・在庫をもたない百貨店
・ZARAが強力に進めるデジタル戦略
・ZOZO、ユニクロ……迎え撃つ日本勢の戦略
・レベッカ・ミンコフ、スマートミラーで購買体験を革新
・アマゾンに価格勝負を挑む家電店
・ピカチュウも英語学習も……アレクサ・スキルが新たなプラットフォームに
・唯一の対抗馬「グーグルホーム」の知られざる戦略
・不在者宅内にすら届けるアマゾンの技術
・ドローンで先行する楽天
・無人の宅配ロボットがピザを配達
・「高級ブランド借り放題」の仕組み
・サブスクリプションレンタルに賭けろ!
・クルマにもサブスクリプションの波
・アマゾンと異なる顧客層を取り込んだホーム・デポ
・コストコがアマゾンの脅威から逃れられた秘密
・アマゾンに「殺されない」ための3つの方法
・中国から生まれる、「アマゾンを凌ぐ」企業群 ほかデス・バイ・アマゾンとは、「アマゾン恐怖銘柄指数」のこと。
アマゾンの台頭によって窮地に陥るであろう上場企業の株式を指数化したものです。ウォルマート、コストコなど、日本でもおなじみの企業が入っています。
膨張する巨大企業の影響力は、流通・小売業にとどまらず、人々の行動を変え、生活全般に及んでいます。最近では金融サービスへの参入も噂されており、もはや「うちは関係ない」と言い切れる業界はありません。
アマゾンはいったいなぜ強いのか。どのようなキーテクノロジーで
次の市場を狙うのか。競合する企業にとって、生き残り策はあるのか。最先端の動向をもとにくわしく解説したのが本書です。
国内外のテクノロジーにくわしいアナリストによる渾身の1冊。本書を読んで、ぜひ「アマゾン・サバイバー」になるための参考としてください。