内容紹介

ただ通信が速くなるだけではない。ビジネスを根幹から変えると話題の5Gを、最新動向に詳しいコンサルタントがやさしく解説。

おすすめポイント

大好評、発売すぐに重版決定!
知りたい疑問にやさしく答える、入門書の決定版!


「キャッシュレス決済」「自動運転」「IoT」
「ソサエティ5.0」[インダストリー4.0」……
すべてのカギを握る5G、その全貌がこの1冊に!

◎本書の内容
2020年の東京オリンピック開催にあわせ、日本でも本格的に5G(第5世代移動通信システム)の商用化が始まる。
これまでより「高速大容量」となるだけではなく、「多数同時接続」「超信頼・低遅延」という新たな特徴が備わることになる。

4Gと比較すると、通信速度は100倍、通信容量は1000倍、同時接続端末数は100倍、遅延は10分の1と、大きな通信機能・性能の向上が見込まれている。

3Gから4Gに変わったときにスマートフォンが一気に普及して人々の消費行動を変えたように、5Gへの進化に伴い、ビジネスチャンスが大きく広がることが期待されている。

本書は、5Gの特徴と、どのような変化が起こるのかを、野村総研のコンサルタントがわかりやすく解説する。

◎こんな読者におすすめです!
-いま話題の5Gについて、ざっくり知りたいという方
-自分たちの業界にどんな影響があるのか知りたいビジネスパーソン
-先端テクノロジーに関心のある読者
-自社の経営に生かしたい経営層
-ICT、通信、システム担当者

◎本書で解説する5Gの影響
-キーワードはB2B2X、「センターB」争いが激化
-360度VR/ARなどのコンテンツ配信がスムーズに
-エンタメ会場での「マルチアングル」配信で、さまざまな視点から楽しめる
-これまでとはちがう広告・レコメンデーションや購買体験を実現
-高精細カメラと組み合わせることで、建設機械の遠隔操作が可能に
-遠隔診療サービスが進化、「遠隔手術」も登場
-コネクテッドカー、自動運転時代に欠かせない「低遅延・高信頼性」
-パーソナルモビリティも公共交通も大きく変わる
-セキュリティ、不審行動検知にも役立つ
-製造現場でのロボット制御、ローカル5Gの登場も
-ウェアラブル端末にあらゆる情報が送れるようになり、スマホが不要に
-プライバシー問題はさらに深刻に
-地方都市まで基地局が行き渡るのか。地域間格差が広がる可能性 ほか2020年春、日本でも5G(第5世代移動通信システム)サービスが本格的に始まります。それにともない、毎日のように5Gが新聞や雑誌の記事で取り上げられ、話題になっています。

ではなぜ、通信の話がそれほど大きな注目を集めているのでしょうか。それは、4Gから5Gへの進化が「スマホの通信速度が上がる」「データ量が大きくなる」だけにとどまらず、さまざまなビジネス分野に影響を与えるからです。

5Gは「高速大容量通信」「超信頼・低遅延通信」「多数同時接続」という3つの特徴を兼ね備えています。

たとえば、自動運転車の隊列走行において、通信が遅れたり止まったりしては、大事故につながりかねません。また、工場で多数のロボットを無線で動かすことを考えると、接続機器が増えるたびに通信速度が遅くなっては意味がありません。5Gは、こうした多様な用途に対応できるよう、たくさんの新技術が取り入れられているのです。

本書は、「どういう仕組みになっているのか」「なぜ5Gが必要なのか」といった基礎知識を解説。生活やビジネスにおいてどのように活用されていくのかを具体的に予測します。さらに、プライバシー問題や地域間通信格差などの予想される課題もきちんと指摘しました。

通信の専門用語はなるべく使わず、やさしく解説しています。まさに「入門書の決定版」と呼べる1冊です。

(2019.6.13)