内容紹介
つい買ってしまったトホホなあれこれ。そんな愛すべきものたちにまつわる軽妙なエッセイ集。思わずにやっとすること、うけあいです!おすすめポイント
旅先のお店で欲しくなってしまった、絶対に使わない小物たち。つい忘れてしまって何個も買ってしまう羽目になった携帯の充電器。
イベントで見て衝動買いしてしまった家電。
火を吐く修道女とか、ケースからグーパンチが飛び出すガムとか、ちょっとしたおもちゃ。
あの日、しなかった花火。
……つい買ってしまったトホホなあれこれ。
誰もが思い当たる「なんでコレ買ったぁ!?」にまつわる軽妙なエッセイ集です!
「日経MJ(流通新聞)」+Web連載に加筆・修正しました。
「でも、紙面でやっていた頃、やりながらも、そもそもこれ、面白いのかな?
と半信半疑、自信がなかったのであるが、
え? こんなところで?という場所にて
『日経MJ読んでます!』
『なんでコレ買った?! ってやつ面白いですね!』
『本にならないんですか?』と聞かれ、
耳を疑った。こんなところで、それを褒められる?と。
具体的に言うと、愛媛のおしゃれカフェの店長さんとか、鹿児島の土産物売り場など。
どうして日経MJを?『なんか面白いから』。
なので私もなんとなく、なんか面白いから、の精神でやっていこうと思う。」──Web連載より「電車の中でお気に入りのカバンがボロくなっているのに気がついて、駅で買い換えた」
「スタイリストさんにすすめられて帽子を買ったけれど、照れくさくてかぶっていない」……
この本に掲載されているエッセイの大半は、まとめるとほんのひとことで終わってしまいます。
でも、大宮エリーさんの手にかかれば、こんなにも引き込まれる、抱腹絶倒のコラムになるのです!
センスがいいとか、お得だとか、役に立つとか、そんな視点はいっさいなし。
なぜ「こんなモノ」たちに惹かれて、つい買ってしまったのか。インスタ映えしない写真たちといっしょに語ります。
「あーそれ、あるある」とか「ちょっと何言ってるかわかんない」とか「くだらねー」とか、ゆるーく突っ込みながら読んでください。
堅くなった心やアタマが、ちょっとほぐされるかもしれません。