内容紹介
「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」 庶務特命課長 孫武七子。すべての悩み、「孫子」で解決します。百戦不敗の戦略を説いた「孫子」の教えを人生・ビジネスにいかに活かすか。マンガですっきり解説。おすすめポイント
庶務特命課長 孫武七子。すべての悩み、「孫子」で解決します。15万部のロングセラー『最高の戦略教科書 孫子』、ついにマンガ化!
「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」「兵は詭道なり」「百戦百勝は善の善なるものに非ず」――
百戦不敗の戦略を説いた「孫子」の教えを人生・ビジネスにいかに活かすか。
オリジナルマンガですっきり解説。
◆構成は、マンガ部分+本文解説の4話構成。社長特命として任務を請けている「庶務特命課長」の孫武七子(まごたけ ななこ)が、問題を抱えた女性社員たちに『孫子の兵法』の叡智を与えることによって、「組織の中で負けない方法」を教えていく1話完結型の構成です。
◆<物語の背景>神奈川県鎌倉市、カマコンバレーにひときわ高くそびえたつ地上20階の高層ビル。そこは社員20000人を抱える、大手ネット企業「アミオ」の本社だ。ネットベンチャーとして、東大出身の三笠正志(35)が5年前に社員5人で創業し、いまや東証一部上場、三笠社長の総資産額は1兆円を超える一大企業に成長した。他のネット系ベンチャーに比べて、従業員の満足度が高く、離職率が極端に低いのが特徴なのだが、そこには秘密があった。「アミオ」の最上階には、社長直下の庶務特命課という課が存在していた。そこには孫武七子(32、通称:孫子/そんこ)と言われる課長がいた。彼女は、実は、社長が心酔する『孫子の兵法』の熟達者であった。三笠社長は、彼女が説く『孫子の兵法』を巧みに駆使することによって、企業をここまでに成長させたのだ。
一方、彼女の表の顔は、ビル内の社員食堂の“管理栄養士のお姉さん”。三笠社長より、『孫子の兵法』を専門家として社員に教えてほしいとオファーを受けたが、趣味の料理好きを満たすために社員食堂を任せてもらうことを条件に受諾したのだ。就業時間後の17時より「特命課」を開けて依頼者の話を訊き、解決に導いている。2014年1月に刊行しました『最高の戦略教科書 孫子』は、発売時期にスタートしたNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」で「孫子」が取り上げられたり、同時期に放映されたNHK教育テレビ「100分de名著」が「孫子」だったこともあり、「孫子」本ブームにのって累計15万部のベストセラーとなりました。
2500年にわたって、時の為政者や名経営者、勝負師たちに読み継がれている「孫子」。これまでは男性の管理職などがメイン読者でしたが、この本は多くの女性読者や若者層にも読まれました。著者の守屋淳さんは、中国古典の教えを実際のビジネスや人生にどう活かすかについて研修等を通じてわかりやすく伝えてきました。今回のマンガ版は、たくさんの敵がいる中でいかに負けないようにするかを説いた「孫子」の教えを、職場の人間関係を題材にしたストーリーの中で紹介しています。
「あなたのお困りのことは何?」
主人公、孫武七子(32歳、通称:孫子 そんこ)は、ネット企業「アミオ」に勤める、普段は社員食堂で働く管理栄養士のお姉さん。その実体は、社員が抱える職場の悩みを「孫子の兵法」で次々に解決する庶務特命課長。パワハラ上司、働かない同僚、反抗的な部下、厄介な取引先――。夕方17時から開く特命課に、今日も悩める相談者が訪れます。
(2019.4.26)