内容紹介

12年間にわたる改革の連鎖=会社改造がグローバル企業を生み出す! 経営者自らが戦略と実戦の軌跡を著した話題作、待望の文庫化!

おすすめポイント

プロ経営者が、自ら実践した企業改革を描く、感動のドラマ。
『V字回復の経営』の著者による90万部超のシリーズ最新作が、待望の文庫化!


社員340人からグローバル1万人企業へ。この驚異の成長は、決して偶然や幸運ではない。歴戦のトップ経営者が、論理、戦略、熱き心を振り絞って仕掛けた「改革の連鎖」が、そこにはあった。

上場企業を舞台として、12年間にわたり仕掛けてきた数々の改革は、「会社改造」とも呼べるほど、組織を違う生き物に変身させた。その時、現場で何が起こっていたのか。これは、日本経済が長期停滞していた時期に、実際に起きた感動のストーリーである。

会社を変えるとは、経営者が計算し尽くした戦略的アプローチと具体的アクションの切り込みを用意したうえで、トップ自らが矢面に立つ覚悟を持ち、既成組織と既成価値観を突き崩していくことである。比類なき事実に、経営の真髄を学ぶ名著が、待望の文庫化。社員340人の国内商社から、グローバル1万人企業へ。21世紀になっても、長期低迷を脱せなかった日本において、戦略性に富んだ「改革の連鎖」で驚異の成長を遂げた上場企業があります。

本書は、名著『V字回復の経営』や『戦略プロフェッショナル』などの著者としても広く知られるプロ経営者が、その上場企業において、自身で実践した企業変革の詳細を、ストーリー形式で描いた同名作品を文庫化したもの。主人公、舞台となる企業が「実名」で描かれるため、迫力、リアリティが大きな魅力になっています。

12年にわたる「改革の連鎖」、海外進出、M&A、コールセンター改革などへの数々の取り組みが描かれ、大きな物語に収斂していくさまは、あたかも連作中編小説のようで、飽くことなく読めます。また、登場人物たちの「感情面」も詳細に描かれるため、理論中心の経営書にはない、「経営の本質」を読み取ることもできます。

さらに、随所に織り込まれる「経営者の謎解き」「経営ノート」などの解説部分が、物語の内容を深く考えさせてくれ、多くのビジネスパーソンが学びを得られる構成になっています。

読み物として面白く、比類なき実話から経営の真髄を会得できる本書は、次世代リーダーを目指す多くの方に参考になる一冊です。