内容紹介

スピード重視で仕事をすると、不思議なほど質も高まる。錚々たる企業からの依頼が絶えない超売れっ子デザイナーの仕事術を徹底公開!

おすすめポイント

仕事が速い人ほど成果もすごいのはなぜ。錚々たる企業から依頼が絶えない売れっ子デザイナーの仕事術を徹底公開!

○2016年2月に幻冬舎から刊行された同名書の文庫化です。

○著者はデザイン事務所ネンドを率いるデザイナーで、インテリア、家具、生活雑貨などのデザインから企業のブランド構築、駅前再開発の総合プロジェクトに至るまで、50人のスタッフで常時400件以上のプロジェクトを動かしています。コクヨや丸井グループ、三菱商事、セブン&アイ、IHIといった日本の大企業のみならず、仏ルイ・ヴィトンや米アップルなど海外のビッグ・ブランドからも仕事が舞い込む超売れっ子です。

○著者によれば、仕事のスピードを重視すると、不思議なほど仕事の質も高まる。しかも予定より早く仕事をあげると関係者にも喜んでもらえるため、依頼がどんどん増える。すると仕事の幅が広がり、経験値も高まる。そしてさらにスピードがあがり、自分も成長できるという驚くような正のスパイラルが起きるとのこと。

○目の前の仕事に集中する、脳に余計な負担をかけない、アイデアは「思いつく」のではなく「考えつく」もの、相手の期待を上回り続ける、人を巻きこむにはまず自分が楽しむ――。
スピードを重視すれば、驚くような正のスパイラルが起きる。世界で活躍するデザイナーによる、クリエイティブ仕事術です。「拙速」という言葉があるように、常識的に考えれば、スピードを上げると、質は維持しにくくなります。

ところが本書の著者は、スピードを上げて仕事をしたほうが、質もかえって高まると言うのです。

人の脳というのはコンピューターと同じで処理能力に限界があります。たくさんの業務を同時にこなそうとすると、パソコンがフリーズするように、脳も疲労を起こし、クオリティは下がってしまいます。

本書ではちょっとした工夫で、脳を疲れさせずに大量の仕事を片づけていく方法を、紹介していきます。

これは本当に「目からウロコ」です。ここでタネ明かしはしませんが、ビジネスのみならず、現代人の生活全般に使えるワザだと思います。

仕事がオーバーフロー気味で残業を減らせない人必読の書です。

(2019.9.27)