内容紹介

クアオルトとは、ドイツ語で「療養地・健康保養地」の意味。ドイツのクアオルトでは自然を活用した運動療法が行われており、医科学的エビデンスに裏付けられたこの療法は、心筋梗塞や狭心症のリハビリ、高血圧、骨粗しょう症の治療・予防などに用いられ、公的な医療保険の対象になっています。日本では、この気候性地形療法で実施されているドイツ式ウオーキングを「クアオルト健康ウオーキング」と呼び、全国の自治体の採用、導入が急拡大しています。
クアオルト健康ウオーキングが自治体に選ばれる理由は、同ウオーキングが持つ様々な可能性にあります。新しい生活様式に注目が集まるなか、地方創生やSDGs、健康経営、人生100歳時代、森林サービス産業創出などの課題解決の起爆剤として期待されているのです。ウオーキングを起点に、運動習慣と食や休養の意識を変える「クアオルト健康ウオーキング」の全貌を明らかにします。

・地方創生、SDGs、健康経営、人生100歳時代を実現
・「令和元年度 森林・林業白書」(林野庁)に掲載!
・山形県上山市、岐阜市、三重県志摩市など、全国20自治体で採用(2021年3月)

『クアオルト・リテラシー』
広がり始めた「クアオルト健康ウオーキング」が
地方創生、SDGs、100年健康人生を実現する

≪目次≫
はじめに なぜ、クアオルトは自治体に選ばれるのか? 日本クアオルト研究所代表取締役 大城孝幸
第1章 クアオルトとは何か 聖地“上山”での導入プロセスを追う
第2章 頑張らない「クアオルト健康ウオーキング」のエビデンス 
第3章 自治体×クアオルト 岐阜市や志摩市、所沢市、多可町の先進事例を解説
 コラム 森林環境贈与税で進むコース整備/クアオルト健康ウオーキングアワード/
 特別編集・全国に広がるクアオルト健康ウオーキングコース紹介など
第4章 健康経営×クアオルト なぜ企業にクアオルト必要なのか?
第5章 企業×クアオルト 旅行、機器、ウエア、食、エリア開発など関連産業の創出
第6章 クアオルトの未来 20年後のクアオルトの姿とは?
 どこでもクアオルト健康ウオーキング/クアオルトの認証制度や会員組織化/クアタウン構想など