内容紹介
国旗、域旗、信号旗、レース旗、社会運動の旗、海賊旗、国際機関の旗……。古今東西の多様な旗の世界を逍遥する、愉しみに満ちた一冊。
現在や過去の国旗はもちろん、信号旗、レース旗、国際機関の旗、社会運動の旗など、旗の豊かな世界を1500点超の図で案内する。
国旗の成り立ちはその国の成り立ちを語っていることが多い。国旗だけではなく、各国の地方自治体の旗にもお国柄を見て取ることができて、見比べる楽しみがある。
また、社会運動や民族旗、そうした運動から誕生した国や国際機関など、それぞれの意味や歴史を知るとより深く理解できる旗もある。
国家や集団を代表する旗とはまた別に、円滑な運用を求めて共有されている旗がある。国際的な信号旗や、国際機関が目印として掲げる旗、競技で使用される旗などだ。
こうした幅広い旗について、歴史、色や形のバリエーション、モチーフや色の意味、類似や相違、使用数といった多様な角度から解き明かしていく。
第1章 旗の構造
旗の起源とその意味
旗の比率
旗の種類
厳格な規則
第2章 旗を構成する要素
最も多く使われる色
幾何学模様
紋章
偉大な自然
武器
宗教的シンボル
第3章 過去を振り返る
国家の承認
世界最古の旗
国旗の誕生
国旗の死
第4章 国と国旗の歴史
フランス共和国
英国
スペイン王国
イタリア共和国
日本
中華人民共和国
アメリカ合衆国
ドイツ連邦共和国
スイス連邦
第5章 アイデンティティの共有
汎スラブ色
汎アフリカ色
汎アラブ色
ヨーロッパ連合
国際連合
民族の旗
第6章 共通言語としての旗
レインボーカラーの旗
公益への奉仕
国際信号旗
スポーツの旗
海賊
主張と行動
第7章 世界の旗をめぐる
似たもの同士
細かなデザイン
人気のデザイン
人気のモチーフ
独特な旗
消えた国旗
先住民族
民族集団
国際機関
1900年の世界
国旗の変遷
現在の国・地域
索引