内容紹介

1000年にわたり地中海世界に存在し、覇者として君臨したローマ帝国。小さな都市国家として誕生し、王政、共和政から帝政への移行を経て、隣国とのせめぎ合いのなかで広大な領土を支配するに至り、東西に分裂し、崩壊した。この魅惑の帝国が歩んだ足跡を、20枚を超える詳細な地図、そして図解、イラスト、写真とともにたどる。歴史のロマンを楽しむ1冊。

【目次】
イントロ ローマ世界
1章 ローマの曙(紀元前753~31年)
 ローマの始まり/西方での初期の紛争/初期の東方征服/ユリウス・カエサルの権力掌握/オクタウィアヌスの台頭
2章 帝国統治の確立(紀元前30~紀元95年)
 パクス・ロマーナと帝政の行政機構/ローマのユダエヤ征服/度を超したネロの野望/ポンペイ最後の日/余暇を楽しむ生活
3章 帝国の絶頂期(96~176年)
 トラヤヌス帝の版図拡大/ハドリアヌスの国境防衛/ローマにおける女性の役割/ローマの宗教
4章 帝国の落日(177~476年)
 ローマを脅かす危機/ローマ帝国におけるユダヤ教とキリスト教/帝国の分裂/蛮族の侵略/ローマの遺産