内容紹介

歴史の始まりから、海は海賊とともにあった。ならず者のイメージが強いが、海賊は時に権力者の手先となり、時に実業家の利益を守り、時に自らが統治者となり地域支配するなど、いつも歴史の中枢にいた。本書は洋の東西を問わず、陸からは見えにくい海に生きた人間たちの素顔をさらし、史実をあぶり出す。豊富なビジュアルとともに、歴史のロマンを感じる1冊。

■目次
【はじめに】海賊の発祥
【第1章】大西洋の海賊
 エリザベス女王のシードッグ/大西洋世界を牛耳った海賊行為
【第2章】海賊の王国
 沈没船頼みの生活/海賊という生き方/酒場の重要性/海賊行為と奴隷貿易
【第3章】東半球の海賊
 日本の海賊/大西洋からインド洋へ/南シナ海の海賊/東南アジアの海賊
【第4章】海賊にまつわる伝説
 海賊のイメージ/海賊のしきたり/船と武器