内容紹介
2021年衆院選の際のデータ分析と、指導者、議員、霞が関、外交・安保など9分野76項目を図版161点と解説で徹底分析した日本政治のリアルーー2021年4月から日本経済新聞の電子版、朝刊の政治・外交面などを軸に掲載された「チャートで読む政治」の待望の書籍化。以下は、吉野直也政治部長による本書「はじめに」から。「政治をみる眼としてこだわったのがデータだ。客観的なデータを使いながら、政治を解剖し、筋道をみつけるのである。過去の検証もあれば、未来の予測もある。政治は森羅万象だ。選挙、国会、外交・安全保障、経済、通商、事件、街ネタまで政治は何でもありの世界だ。
印象に流されがちな政治についてオープンデータを用いながら傾向を読み解き、政治の流れをつかむ試みである。データ分析により、政治への関心を高め、理解の助けになる日本史、政治経済の教科書代わりも想定している。」
■目次
●2021年衆院選分析篇
●分野別データ分析篇
■選挙(12項目)
「選挙権年齢、世界の9割が18歳――中南米は引き下げに熱心」など
■指導者(9項目)
「日米韓首脳、平均は60歳超――議員年齢の高さと相関性」など
■議員(9項目)
「衆院解散はいつが多いかーーデータで見ると『秋』『任期3年超え』」など
■霞が関(7項目)
「『官邸主導』支える官僚、20年で3割増」など
■外交・安保(16項目)
「自衛隊員30年で1割減――人海戦から海空・電子戦へ移行」など
■憲法(1項目)
「日本は非改正の『最高齢』――憲法のかたち、世界と比較」
■世論(9項目)
「内閣支持率『危険水域』30%割れーー野党の勢いも影響」など
■国会運営(7項目)
「党首討論の最多登板、首相は小泉氏――野党は土井・志位氏」など
■組織と資金(6項目)
「自民党員数、20年に113万人――ピーク時の2割」など