内容紹介

脱炭素に向けた取り組みが求められる今、GXを自社の成長に結びつけるために必要な“人材育成”の戦略と組織への実装を促す初の解説書。
すでに実践している企業の担当者や、業界関係者との対談も多数掲載!

日本政府が2050年までに「カーボンニュートラルの達成」を宣言、脱炭素社会への流れは不可逆なものとなり、企業は脱炭素に向けた取り組みがいっそう求められる時代を迎えた。そこで不可欠となるのが、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進だ。GXを自社の成長につなげるためには、時局に適った施策を、スピード感を持って実行できる“GX人材”を社内に抱えることが必須となる。
本書は、脱炭素経営の概念とその重要性から、GX戦略のフレームワーク、GX人材ポートフォリオの構築、GX人材の評価と報酬、GX人材の海外動向から中小企業のアプローチまでを、豊富な事例とともにまとめた、GX人材育成の戦略と組織への実装を促す初の実践的な解説書である。
著者は、DXをはじめ先端技術の導入活用を成功させるプロフェッショナルとして、多くの企業・自治体へ教育プログラムを提供、GX人材育成についても、いち早く育成プログラムを立ち上げ、支援してきた実績がある。

目次

第1章:なぜ今、GXが最重要の経営テーマなのか
 第1節:気候変動の進行と企業を取り巻くリスク
 第2節:世界が動くGXという巨大な「機会」
 第3節:日本のGX政策と企業の針路
 第4節:【対談】国際環境経済研究所理事・U3イノベーションズ共同代表
     竹内純子氏「政策と企業の相互作用が拓くGX戦略」

第2章:GX戦略の全体像と企業の打ち手
 第1節:GX・脱炭素経営とは何か
 第2節:GX戦略の基本フレームワークと時間軸
 第3節:GX戦略を駆動する「部門別」の打ち手と役割
 第4節:【対談】みずほフィナンシャルグループ 末廣孝信氏
     「GX推進における経営層との対話と社内浸透の実践論」

第3章:GX人材育成の設計思想と戦略的視点
 第1節:GX人材の定義とGXスキル標準(GXSS)
 第2節:GX人材育成と企業価値創造のメカニズム
 第3節:【対談】経済産業省 折口直也氏
     「官民連携の新しい形。GX人材市場を、誰が、どう作るのか」
 第4節:【インタビュー】元経済産業大臣 齋藤健氏
     「GXがもたらす日本の成長戦略」

第4章:GX人材育成の実践と組織への実装
 第1節:「描く」―GX戦略と連動した人材育成計画の策定
 第2節:「測る」―アセスメントによる客観的な現在地把握
 第3節:「学ぶ」―診断結果に基づく育成プログラムの具体例
 第4節:「実践する」―知識を行動へ転換させる仕掛け
 第5節:育成を支える組織・制度設計
 第6節:【対談】ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 後藤宗明氏
     「リスキリングの潮流から捉えるGX人材育成の要諦」
 第7節:【対談】TOPPANホールディングス 山田浩司氏
     「GX人財育成の『攻め』と『守り』―全社教育で実現する企業価値向上」

第5章:「攻めのGX」の実践と新たな事業価値の創造
 第1節:GXを事業機会に変える思考フレームワーク
 第2節:サプライチェーン全体を巻き込むGX戦略
 第3節:【事例対談】大和ハウス工業 祖父江伊吹氏
     「サプライチェーン変革のリアル―対話と協創で乗り越えるScope3の壁」

第6章:中堅・中小企業と自治体におけるGXと人材戦略
 第1節:中堅・中小企業と自治体が直面する課題
 第2節:中小企業の現実的なGX戦略と人材育成
 第3節:地域GXを牽引する自治体の役割と人材戦略
 第4節:【事例対談】山陰酸素工業 並河 元氏
     「『我がこと』として捉え、GXを成長のフックにする」

第7章:GX人材育成の海外動向と日本の立ち位置
 第1節:主要国・地域におけるGX戦略と人材育成
 第2節:海外企業の先進事例に学ぶ

第8章:結論:持続可能な未来を拓く、人と組織へ
 第1節:本書の総括―GX成功の本質とは
 第2節:読者が明日から踏み出すためのアクションプラン
 第3節:GX時代の航海を支える羅針盤として